司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ

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中国・閩のみち

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旅のルート旅のルート

【旅の時期】 1984年4月2日~10日

「閩」は古代からの福建省の地域名である。司馬さんは、上海から飛行機で福建省の福州に入った。福州では、福建省博物館で「独木舟」の木棺を見て、「越」の国の古代に思いを馳せた。さらに、渡し舟で川を渡り、焼き畑民族のショー族が住む福湖村を訪れ、思いがけず「歌垣」の歌を聞いた。随行者の張和平氏のふるさとであり、天目茶碗のふるさとでもある徳化という町を経由して泉州へ。泉州ではイスラム寺院の清浄寺や仏教寺院の開元寺、出土した宋代の船を展示している海外交通史博物館などを訪ね、泉州を舞台に繰り広げられた東西文明の交流について考える。最後に訪れた厦門では、鄭芝竜(龍)・鄭成功父子を思う。そして、一時期、厦門に身を潜めていた魯迅を思いつつ、厦門をたった。


コロンス島と厦門


泉州・開元寺

福建省博物館
武夷山岩壁から出た船棺や、中国に現存する最古の綿布など貴重な文物を所蔵する総合博物館。
福湖村
省内に散在する少数民族、ショー族の村。周辺はショー族の居住地(ショー族郷)になっている。
屈斗宮古瓷窰
宋・元時代の輸出用陶器の産地だった徳化で発見された窯の遺跡。6700点以上の磁器標本と工具が発見された。徳化ではこのような窯跡が多数発見されている。
清浄寺
11世紀初めに創建された中国現存最古のモスク。宋代のイスラムとの交流を物語る遺産。漢化していないアラブ様式の建築。
イスラム教聖者の墓
7世紀、マホメットの在世中に泉州に布教に訪れた高弟の墓とされる。
開元寺
唐代の7世紀後半に創建された古刹。参拝客が多く、門前町も賑やか。石造の東塔と西塔は泉州のシンボル。
泉州海外交通史博物館
中国の海上交通の歴史を紹介する規模の大きい博物館。また、開元寺の境内にある分館に、泉州港で出土した巨大な宋代の船を展示している。
南普陀寺
唐代の創建。清の時代に復興し、福建省南部の仏教の中心地となった。厦門島観光の中心で、精進料理も有名。

この巻に登場する人物この巻に登場する人物

この巻の目次この巻の目次

  • 【閩のみち】文明交流の詩情/倶楽部/山を刻む梯田/福州の橋/独木舟/山から山へ/焼畑族/対々の山歌/雷峰を過ぐ/餅から鉄へ/天目茶碗/土匪と械闘/華僑の野と町/異教徒たち/『西遊記』ばなし/陶磁片とコンパス/泉州の出土船/イカリの話/七百年前の山中さん/夢のアモイ/厦門両天

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司馬遼太郎 街道をゆく | 第25巻 中国・閩のみち

司馬遼太郎 街道をゆく 25

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