ここから本文エリア

第32回國華賞贈呈式


 國華賞は、日本および東洋の美術についての優れた研究に贈られます。その第32回(2020年度)國華賞は、根立研介氏(京都大学教授)を委員長とする12人の國華賞選考委員による選考の結果、以下の受賞者に決定し、10月22日、東京・築地の朝日新聞本社レセプションルームで贈呈式が行われました。
 贈呈式では、渡辺雅隆朝日新聞社社長の挨拶に続いて、受賞者に小林忠國華主幹から賞状・副賞・記念品が手渡され、受賞者挨拶、選考委員長の選考報告、祝賀スピーチがありました。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、贈呈式は三密に注意しつつ関係者のみで開催されました。
 選考経過と選評は「國華」1502号(2020年12月20日発売、発行所・國華社、発売所・朝日新聞出版)に掲載されます。




第32回受賞者。岡田裕成氏(左)、舘野まりみ氏
撮影:小黒冴夏(朝日新聞出版写真部)


[國華賞]

岡田 裕成

「《レパント戦闘図屏風》:主題同定と制作環境の再検討」

(『香雪美術館研究紀要』2号)


[國華奨励賞]

舘野 まりみ

「MOA美術館蔵「清水寺遊楽図屏風」に関する一考察」

(『MUSEUM』680号)