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第33回國華賞贈呈式


 國華賞は、日本および東洋の美術についての優れた研究に贈られます。その第33回(2021年度)國華賞は、根立研介氏(京都大学教授)を委員長とする12人の國華賞選考委員による選考の結果、以下の受賞者に決定し、10月28日、東京・築地の朝日新聞本社レセプションルームで贈呈式が行われました。
 贈呈式では、中村史郎朝日新聞社社長の挨拶に続いて、受賞者に佐野みどり國華主幹から賞状・副賞・記念品が手渡され、選考委員長の選考報告、受賞者挨拶、祝賀スピーチがありました。今年の贈呈式は、新型コロナウイルスの感染防止に留意しつつ関係者のみで開催されました。
 選考経過と選評は「國華」1514号(2021年12月20日発売、発行所・國華社、発売所・朝日新聞出版)に掲載されます。




第33回受賞者。前列左から仲町啓子氏、檜山智美氏、後列左から五十嵐浚明展準備会・大森慎子氏、同・岩田多佳子氏、同・中村里那氏、同・故武田光一氏夫人蘭氏。
撮影:高野楓菜(朝日新聞出版写真部)


[國華賞]

仲町啓子氏

『光琳論』

(令和2年9月、中央公論美術出版)


[國華奨励賞]

檜山智美氏

「敦煌莫高窟第二八五窟西壁壁画に見られる星宿図像と石窟全体の構想について」

(「仏教芸術」5号)



[國華展覧会図録賞]

岩田多佳子氏ほか(五十嵐浚明展準備会)

「生誕320年記念特別展 五十嵐浚明―越後絵画のあけぼの」展図録

(令和2年11~12月、新潟市歴史博物館)