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第35回國華賞贈呈式


 日本および東洋の美術についての優れた研究に贈られる第35回(2023年度)國華賞は、小林宏光氏(上智大学名誉教授)を委員長とする12人の國華賞選考委員による選考の結果、以下の受賞者に決定し、10月26日、東京・築地の朝日新聞東京本社レセプションルームで贈呈式が行われました。
 贈呈式では、中村史郎朝日新聞社社長の挨拶に続いて、受賞者に佐野みどり國華主幹から賞状・副賞・記念品が手渡され、受賞者挨拶、選考委員長の選考経過報告、祝賀スピーチがありました。
 選考経過と選評は「國華」1538号(2023年12月20日発売、発行所・國華社、発売所・朝日新聞出版)に掲載されます。




第35回受賞者。左から田辺理氏、泉武夫氏、橋本遼太氏。
撮影:上田泰世(朝日新聞出版写真映像部)


[國華賞]

泉武夫氏

『古代中世絵絹集成―基底材の美術史―』

(令和4年8月、中央公論美術出版)


[國華奨励賞]

田辺理氏

『ガンダーラの仏教彫刻と生天思想』

(令和4年11月、中央公論美術出版)



[國華展覧会図録賞]

橋本遼太氏

「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」展図録

(令和5年4月~6月、神奈川県立歴史博物館)