C線上のアリア

誰もが家族に言えない
「人生」という物語がある
担い手となった女性たちの心の声が響く介護ミステリ

湊かなえ最新刊!

「ねえ、お互いの家の家事を交換してやってみない?」
同じ悩みを抱える女性たちの連帯が
思いがけない結果を生む。
新聞連載時より話題!著者の新たなる代表作
ごみ屋敷の奥に眠る
開かずの金庫。
「男に母親の下の世話なんて
できないよ」
現実を見ようとしない夫
分かり合えない義母
一冊の本に導かれ、
過去の扉が開く
湊かなえさんコメント
C線上のアリア書影

C線上のアリア

湊かなえ
2025年2月7日発売

中学生の時に両親を事故で亡くした美佐は、その後、叔母の弥生に育てられる。それから約20年、何不自由なく面倒をみてくれた叔母に認知症の症状が見られると役場から連絡があり、高校時代を過ごした懐かしい場所を訪れる。
しかし、美しく丁寧に暮らしていた家は荒れ果て、玄関前には新聞がバリケードのように積み重なっていた。
ショックを受けながらも片づけを進めると、鍵のかかった金庫が見つかる―― 女性に負担がかかりがちな介護を軸に、幸せに生きるために抑圧されていた感情が浮き彫りになる。 担い手たちの心の声が響く介護ミステリ。

湊さんコメント動画

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サイン会情報

大反響!
書店員さんの声

相手と自分を比較してしまう事で生まれる、羨望と葛藤。家族だからこそ言葉にできない、折り重なるどうにもできない気持ち。
そんな、胸に秘めた想いが明かされていく様子に、身体の奥底に溜まっていた、灰色の靄が溶けていくようでした。
そして、僅かな猜疑心のトラップが、思わぬ事態を巻き起こしていく。
その、懐疑の種がもたらした心の亀裂に、胸が擦り切れるような、切なさが込み上げました。
掛け間違い、絡み合っていた、秘密の糸が解きほぐれていくような、ケアギバー・ミステリー!
また、過去の後悔と哀しみの終着地点から、新たな始まりの道を切り開いていくような、社会派小説。
読後、諦めない未来の道筋を照らす、やわらかな曙光に包まれました。

紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子

読み終えると、「介護小説」という先入観からは遠く離れた、深い、深い感慨が湧き上がってくる。この作品によって、誰もが、湊かなえが並の作家でないことを改めて思い知るだろう。

八重洲ブックセンター 事業統括部 内田俊明

上と下、赤と緑、過去と今、他人の家と我が家が複雑に絡み合う。あらたなる湊マジック!

代官山 蔦屋書店  間室道子

「介護ミステリ」とのことで、介護とミステリって絡んでいくだろうと思っていましたがさすがの湊かなえさんの作品・・・!といった感じでおもしろく読み進める手がとまりませんでした。先の読めない展開にドキドキしつつもリアリティのある重厚な雰囲気がたまりません。イヤミスが多くて湊かなえ作品を読んでこなかった人にもぜひすすめたい作品だなと思います。

未来屋書店高崎店 吉野千鶴

介護ミステリ。
この言葉に、最初は主人公が苦難の果てに犯行に及ぶ?あるいは犯人がそんな介護疲れなのか?と思い浮かべました。
すみません、そんなありがちな内容ではありませんでした。
もちろん、介護のリアルとして介護疲れや介護によって家族が不和になること。それは、本当にリアルに描かれていました。
その上で予想もしていなかった結末が待っている。
ネタバレなしで読書を楽しみにしている方には、この程度の説明でしかご紹介できません。 けれど、さすが湊かなえ作品!読後感は、そう思えると私は思っています。

正和堂書店 猪田みゆき

魅力的な登場人物、ページを捲る手が止まらないストーリー。引き込まれました。少しずつ顔を見せる不穏さと平穏な日常のバランスがとても上手く、一気読みでした。

未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美

老いから人は逃れることはできない。身体は衰え、嫌な思い出も大切な思い出も忘れていってしまう、、、だが心の片隅に閉じ込めた記憶にも物語がある。過去の物語を紐解いていくことが、こんなにも面白いミステリーになるなんて。湊さんのさすがの手腕に脱帽です!

未来屋書店春日部店 水上舞

今や誰もが直面する介護問題をテーマに、介護の現実を突きつける陰鬱な部分があるものの、どん底に落とす話ではないので最後まで一気に読める。
湊かなえさんの新たなる方向性が見える作品。「湊かなえ」=「イヤミス」という先入観を持つ人にこそお勧めしたい。

啓文社岡山本店 三島政幸

嫁姑、女の嫉妬、複雑に絡み合うありとあらゆるしがらみが生きた証となり生きにくい世の中を嘲笑っている。
謎を解く様に次第に絡んだ糸が少しずつ解かれ悲しい現実が見えた時、叫ばずにはいられないほどの衝撃を受けた。
知らなければ良かった。怖いもの見たさに一気に読み進めてしまった。
湊かなえさんの手中にまたハマってしまった。凄いとしか言えない一冊でした。

BOOKSえみたす富士吉原店 望月美保子

読んでいる間中、胃の腑がちくちくするような不安感が付き纏い、1ページ1ページ恐る恐るめくり続けました。彼女たちの今、過去、その時…介護というものの密室さ、そこに閉じ込められた声に、胸がぎゅっと締め付けられるようでした。遠くない将来、きっと直面するであろう介護。彼女たちの声が想像の中の自分と重なり、胸がいっぱいになりました。

紀伊國屋書店鶴見大学ブックセンター 伊勢川詩織

嫁姑問題の最新形。介護を担わされる女たちの声をすくい、からまった糸をほぐしていくミステリ。登場人物それぞれに感情移入し、のめり込んで読んだ。

HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎

湊さんの作品の中では一番オトナの作品ではないだろうか。そしてこの重厚感は新たな湊かなえの顔になるだろう。そう思わせてくれる作品だった。人は迷い、間違い、後悔し、それを糧にして前に進んだり、立ち止まったり振り返ったりする。ずっと大人になってもその迷いが晴れないこともあるだろうが、いつかその迷いも赦しと感謝に変わる日が来ることもある。同じ分だけ混ぜられた迷いと後悔と赦しと感謝は人生の縮図のようでもある。

ブックマルシェ我孫子店 渡邉森夫

ゴミ屋敷の片付けから紐解かれていく過去の出来事、人には言えない秘密。さまざまな思い出が交差するC線上の物語。
イヤミスの女王、湊かなえさん新境地となる介護ミステリ!とても読み応えがあった。

CHIENOWA BASE 鈴木智春

なぜか女性だけの役割になっている介護に、苦しく胸が痛んだ。憤りも感じるけれどこれが現実なのも知っている。先へ先へとページをめくる手が焦った。気持ちが慌てて、この物語はどこへ向かうのだろうと貪るように読んだ。
水を飲む描写だけでこんなに不穏な心持ちになるなんて初めてだ。まだ胸がザワザワしている。
ひとときも落ち着かせてくれない湊さんの作品はやはり絶品。特別な読書体験だった。

福岡金文堂 志摩店 伊賀理江子

登場人物たちに感情移入し、息苦しい心地がする。介護は他人事ではなく、私たちの姿であると突きつけられる。心安らげる居場所がない女性たちの、鬱屈した思い、苦しみが身にしみて感じられ、胸が張り裂ける思いがした。
湊かなえ先生の作品はいつも私の感情の芯に触れ、深く胸に刻まれる。
心を惹きつけてやまない、唯一無二の介護ミステリ。湊かなえ先生の新たな傑作!!

紀伊國屋書店 久留米店 池尻真由美

ドラマのない人生なんてない。
人それぞれ、自分の人生の主人公なんだと改めて感じました。
登場人物、一人一人の人生に引き込まれました。楽しいことだけを覚えていられたら幸せなのに……。でも辛いことがあるからこそ、幸せをより深く感じることができるんですよね。
人としての営み、人生が見事に描き出されていました。

文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子

認知症、介護という重厚なテーマに軸足を置きながらもミステリとしてのリーダビリティが凄まじく、やはり圧巻の湊かなえだった

くまざわ書店錦糸町店 阿久津武信

時に委ねた事実と向き合うべきときがきたとき、自分を受け入れ、大切にすることができるのか。時間をかけた一歩の重みを感じた。

明文堂書店金沢野々市店 瀬利典子

ずっと、現代の女性の生き辛さの話だと思っていました。とんでもない!ヒューマン・ドラマからの、衝撃的なサスペンス・ミステリーへの大変換。こんな超絶テクニック、読み手はとても敵いません。ラストに待つ謎解きは、圧巻。是非、鮮やかな多重構造、そして欺かれる楽しさを、じっくりと体験して頂きたいです。

蔦屋書店熊谷店 加藤京子

全ページが面白すぎる!
イヤミスだけじゃない、酸いも甘いも両方たっぷり楽しめる、湊かなえさんファンならば必ず読んでおきたい一冊だと思います

宮脇書店新屋島店 三浦はるか

序盤は介護に関する切なさや辛さ、あたたかさに泣いていましたが、途中から顔を出すミステリー要素にはさすがとしか言いようがありません。
後半は時間も忘れて一気読みでした…!

大垣書店イオンモールKYOTO店 村瀬萌夏

孤独な私をあの場所に呼び戻したのは変わってしまった叔母だった。ぼんやりとした記憶。隠された禁断の秘密。捻れた運命。絡まった記憶の糸が解れた時に浮かぶのは事件の真相だ。目を背けてはならない人生の愛おしさに気づかされ、切実な人間の営みに心が奪われる。ミステリジャンルに確かな爪痕を刻む、湊かなえの新たな代表作となること間違いなし!

オフィスアルパカ 内田剛

読み終えた瞬間深いため息と同時に、未来への光が差した感じがした。
介護という閉鎖的になりがちな中で、嫁と姑のぶつかり合いが、現代でもなくならない今の世の中。
外の世界に頼っていいんだよ、と、社会に投げかけてる一冊だった。自分が親の介護に直面した時、また読み直してみたいと思った。

くまざわ書店新潟亀田店 今井美樹

あったかもしれない未来。なかったことにしたい過去。後悔に身もだえして封印したひとつやふたつ、誰にだってあるはず。
しかも、この高齢化社会だからこそ起こりうる想定外の記憶の暴露とは!

紀伊國屋書店広島店 藤井美樹

うわ、気持ち悪い!!これこそ読みたかった湊かなえだっ!!
読み進めるほど息苦しさが加速して、それでも読む手を止められない……。
きっとこれから上下巻の本を見たら、この物語を思い出してしまうだろう。

萬松堂 渡邉典朋

まさに一気読みしました!!近い将来私にも訪れるであろう介護問題。そして嫁姑問題。何度うなずきながら読んだだろう。そこに叔母の秘密というミステリ要素が重なりすごくおもしろい作品でした。まさに「新たなる代表作」でした。共感しかない!

紀伊国屋書店エブリイ津高店 髙見晴子

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多数のご応募ありがとうございました!

サイン本取り扱い書店

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購入ありがとうございます

書店POPコンテスト開催!

「C線上のアリア」の発売を記念して、全国書店にてPOPコンクールが開催されました!
全国の書店のみなさまご応募ありがとうございました。

大賞2店舗、優秀店舗8店舗が選出されました。大賞2店舗ではサイン会も実施されます。

大賞&優秀賞のPOPはこちら!

大賞

  • 平和書店アル・プラザ 木津店
    平和書店アル・プラザ 木津店
  • 本の王国知多IY店
    本の王国知多IY店

優秀賞

  • TSUTAYA WAYガーデンパーク和歌山店
    TSUTAYA WAYガーデンパーク和歌山店
  • くまざわ書店調布店
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  • 紀伊國屋書店仙台店
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  • 久美堂玉川学園店
    久美堂玉川学園店
  • 水嶋書房くずはモール店
    水嶋書房くずはモール店
  • 平和書店アル・プラザ 京田辺店
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  • 未来屋書店四條畷店
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  • 明屋書店今宿店
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