司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ旅のルート【旅の時期】 1979年秋
司馬遼太郎は2回に分けて叡山を訪ねる。まず、叡山へのいくつかの登り口で麓の文化を探る。東麗の町・坂本では、近江穴太衆の高い技術が反映された石垣に着目。さらに最澄が登った道とされる本坂に近い日吉大社に詣で、叡山と日吉大社の歴史的つながりを考える。続いて円仁入唐に思いをはせて円仁ゆかりの赤山禅院を訪れる。また叡山西麓の坂・雲母坂付近にある曼殊院門跡を訪れ、公家文化が反映された建築を見る。その後、良源(元三大師)を思いつつ横川へ登った司馬さんは、高野山の賑わいと比較して叡山の静謐な魅力を思う。日を改めて叡山山上を訪れた司馬さんは、千日回峰行の本拠地・無動寺谷を訪れ、日本人の不動信仰や回峰行の祖・相応について考察。最後に天台宗の秘儀・法華大会を受講する知人の連れとして大講堂で儀式を拝観、叡山の真髄に触れる。 ※「GoogleMapで見る」のルート表示の線は訪問地のポイントを結んだもので、実際の旅行ルートとは異なる場合があります
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