比叡山延暦寺の「法華大会」を知人がうけることで、二十代のころから見たいと思いつづけてきた、その天台宗の宗教行事を拝見する機会を得、旅を決めた「叡山の諸道」。まず坂本の街並み、赤山禅院、曼殊院門跡とほうぼうの登山口を周到に訪ね直した著者は、“包囲網”を絞るかのように比叡山上へのみちをたどる。半生をかけて理解した最澄や天台の真髄をわかりやすく呈示し、いまなお人を惹きつける叡山の魅力を描く。
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