「湖西のみち」から、25年の『街道』の旅は始まった――著者は琵琶湖西岸の渡来人の足跡を確かめ、信長が逃げ込んだ朽木谷を訪ねる。幼いころ遊んだ奈良が舞台となる「竹内街道」。「甲州街道」では幕末、近藤勇が官軍を迎え撃つために進んだ道を歩く。奈良に再び足を運び、大和葛城の神々を訪ね歩いた「葛城のみち」。「私は日本の景色のなかで馬関(下関)の急潮をもっとも好む」と書く「長州路」には幕末を彩った吉田松陰、坂本竜馬らも登場する。
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