「私が韓国にゆきたいと思ったのは、十代のおわりごろからである」―その宿願をはたすため、いまだ“日帝支配36年”の傷口の乾かぬなかを旅した「韓のくに紀行」。素朴な農村をたどって加羅・新羅・百済の故郷を訪ね、「韓」と「倭」の原型に触れようとした道行きは、海峡をはさんだ両国の民が、はるかいにしえから分かちがたく交わってきたことを確認する旅でもあった。
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