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第16回國華清話会特別鑑賞会 於・金沢美術倶楽部、石川県立美術館

鑑賞風景

会場の一つ金沢美術倶楽部では伊勢家コレクションが出陳され、中国・日本の陶磁器が会員たちの目を惹きつけた

 平成22年(2010)4月20日、金沢美術倶楽部と石川県立美術館で國華清話会第16回特別鑑賞会が開かれた。午前11時、金沢美術倶楽部に会員100名が集まり、河野元昭國華主幹の挨拶に続き、金沢美術商協同組合の高辻時長理事長から歓迎の辞が述べられた。金沢美術倶楽部に展示された作品を蒐集されたイセ文化基金の伊勢彦信理事長からは、美術品蒐集とご自身との関わりを中心に、また嶋崎丞石川県立美術館館長からは加賀と伝統文化についての講演があった。

 「つる幸」謹製の昼食後、午後から特別鑑賞会となった。2階の間の座敷に用意された展示会場には伊勢コレクションの中国陶磁、日本陶磁が展示され、若冲などの絵画作品と併せて名品が間近に鑑賞された。茶席にはブラックの油絵、ガレの花器などが設えられ、斬新な空間のなかでお茶が振舞われた。

 その後、バスで会場を移り、石川県立美術館の広坂別館和室に用意された秋月等観の軸、宗達と守景の屏風、古九谷の名品を鑑賞した。

(國華清話会)


特別展覧列品
金沢美術倶楽部 伊勢家所蔵


中国美術
新石器 大汶口文化 紅陶鬲
唐   三彩 瓶
宋   耀州窯   青磁牡丹文盤
宋   景徳鎮窯  青白磁瓜形水注
宋   磁州窯   白地黒掻落牡丹唐草瓶
元   龍泉窯   青磁片口
明   景徳鎮窯  永楽青花蓮花文盤
明   法花蓮池水禽文瓶
明   景徳鎮窯  嘉靖 黄地青花紅彩瓢形瓶
明   景徳鎮窯  萬暦 五彩牡丹文盤
清   景徳鎮窯  雍正 黄釉輪花1対
清   景徳鎮窯  嘉慶 振砂柑子口瓶

日本美術
俵屋宗達筆 群鹿図屏風
伊藤若冲筆 墨彩樹下雄鶏図
志野  葡萄文平鉢
備前  半月形手鉢
古九谷 青手輪花台鉢
尾形乾山 色絵寿の字鉢
野々村仁清 白釉孔透鉢
織部向付 5客
鍋島 色絵薔薇文皿 5客
古九谷 色絵松鶴文長皿 5客

茶席
エントランス 板橋廣美「宙(SORA)」
       宮永春香「白の連想」
床 ジョルジュ・ブラック「静物」
脇 エミール・ガレ「薔薇の香水入」
花入 エミール・ガレ「アイリス文」
風炉先 木地透 小兵衛作
釜 角谷莎村 雁地文筒
風炉 般若義弘 唐銅八角
水指 原田拾六 備前鎬
茶器 黒田辰秋 螺鈿流水文
茶碗 当代楽黒 銘「天門」
替 細川不東 井戸写
茶杓 村田佳彦 卵殻塗 銘「しずりゆき」
建水 シャム瓔珞文
蓋置 永楽 交趾
菓子器 加藤年男 ペルシャ三彩
莨盆 カルティエ 一式


特別展覧列品
石川県立美術館 広坂別館和室


秋月等観筆 西湖図  國華344号所載
俵屋宗達筆 槙檜図  國華958号所載
久隅守景筆 四季耕作図 國華541号、568号所載
色絵布袋図平鉢 古九谷
色絵鳳凰図平鉢 古九谷
青手桜花散文平鉢 古九谷
青手樹木図平鉢 古九谷
色絵花鳥図台鉢 古九谷