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第18回國華清話会特別鑑賞会 於・山種美術館

鑑賞風景

 平成二十三年四月二十三日、山種美術館で國華清話会第十八回特別鑑賞会が開かれた。
 会員百名が二班に分かれて美術館ロビーに集まり、はじめに小林忠國華新主幹から館への御礼、新体制を迎えた國華社のことが報告された。続いて山崎妙子山種美術館館長が「山種美術館とそのコレクション」と題する講演を行い、コレクションの概要と、横山大観や小林古径をはじめとした近代の画家と館長の祖父・山崎種二氏とのエピソードを交えつつ、今回清話会のために特別展示された作品の数々が紹介された。
 その後見学会となり、美術館展示室に飾られた山種コレクションの名品が鑑賞された。館内のカフェでは、清話会にあわせて特別につくられた展示作品にちなんだ四種の和菓子とお茶が振舞われた。

(國華清話会事務局)


特別展覧列品  ◯は重要文化財

 

 

宗達筆・光悦書 四季草花下絵和歌短冊帖

岩佐又兵衛 官女観菊図

柴田是真 墨林筆哥

竹内栖鳳 斑猫

横山大観 心神

菱田春草 月四題(春・夏・秋・冬)、月下牧童

上村松園 新蛍、牡丹雪

小林古径 清姫のうち日高川(その6)、鐘巻(その7)

安田靫彦 出陣の舞

前田青邨 蓮台寺の松陰

村上華岳 裸婦図

小野竹喬 沖の灯

奥村土牛 醍醐

福田平八郎 牡丹(二曲一隻)

速水御舟 炎舞

速水御舟 紅梅・白梅、阿蘭陀菊図、牡丹花(黒牡丹)

東山魁夷 年暮る

横山操 越後十景のうち蒲原落雁、出雲崎晩鐘

加山又造 波濤