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第27回國華清話会特別鑑賞会 於 福田美術館・嵯峨嵐山文華館

鑑賞風景

福田美術館学芸課長・岡田秀之氏による講演

 令和元年(二〇一九)十二月十六日、第二十七回國華清話会特別鑑賞会が京都市の福田美術館と嵯峨嵐山文華館で開かれた。
 天龍寺の篩月友雲庵に会員約百名が集まり午前十一時から会が始められた。まず小林忠國華主幹より新しく開館した福田美術館と小倉百人一首ゆかりの嵯峨嵐山文華館で開催されることへの謝辞が述べられた。
 つづく総会では、令和元年七月に新しく就任した岡恵里國華社事務局長が紹介された。山口万里子國華清話会事務局長より清話会第十七期(平成三十年十月~令和元年九月)の事業報告、収支決算報告、第十八期予算案、事業計画などが提示され、会員の承認を得た。
 講演会では福田美術館学芸課長の岡田秀之氏が「ようこそ福田美術館へ」と題して、館の概要と見どころ作品を紹介した。静嘉堂文庫美術館館長・國華社編輯委員の河野元昭氏の講演「福美コレクションの琳派」では、福田コレクションの琳派作品が解説された。
 嵯峨嵐山文華館内で特別観覧作品を鑑賞し、福田美術館で開催中の「福美コレクション」展を見学、天龍寺庭園などを散策した。嵯峨嵐山文華館内の「嵐山OMOKAGEテラス」が喫茶会場となった。


特別鑑賞作品

尾形光琳筆 十二ヶ月歌意図屏風
伊藤若冲筆 鳳凰図
伊藤若冲筆 雲中阿弥陀如来図
伊藤若冲筆 蘆葉達磨図
竹内栖鳳筆 猛虎
上村松園筆 雪女

(國華清話会事務局)