第 1 回
不安は味方2024年02月01日 掲載
不安だな、この時期になるとそんな言葉が多くなる気がします。
2月になると、早期選考やESの締切も増えてきて、忙しくなるにつれ不安な気持ちが膨らんでくると思います。去年の今頃、私もスケジュールに追われ、ネット上の体験談を読み漁っては、面接質問一覧を作成したり、webテ対策に焦ったり、さらには、民間企業に落ちた時の保険に公務員試験の勉強までしていました。何かしなくてはいけないのに、何をしたらいいのか分からない。焦燥の中、あれこれ手を広げては行き詰まっていました。
今だから言えることなのですが、準備すべきことは本当にシンプルです。ですが、就活の為に行った寄り道は一つも無駄ではありませんでした。
不安だということは、裏を返せば、自分に期待しているということです。まだまだ自分は出来ると思っているということ。不安だからこそ一生懸命になれるし、その行動が後に一助となるのではないでしょうか。まずは不安を味方にすることから、就活準備を始めてみて下さい。
近況
卒論執筆も終えて落ち着いてきたので、ふらっと神社に参拝に行ってきました。おみくじって大吉が出るまで何度も引いてしまいませんか!?去年の就活の頃は4回引いても大吉が出なくて、もう今年はダメかもしれないと落ち込みましたが何とかなるものです笑
第 2 回
ミーハー心でぶつかって2024年03月01日 掲載
エントリー期間は大体2~3ヶ月あるので、 一見余裕があるように思いますが、 意外にもやるべきことは多く、就活における最も重要な時期ではないでしょうか。私は「とりあえず受けてみよう」精神で、気になる企業を片っ端からエントリーしました。出版社を中心に、印刷会社や取次会社、文具メーカーや人材派遣会社まで視野を広げ、50社以上はプレエントリーをしていました。エントリーをしなければ、会社説明を聞かないまま、その企業の入社までの道を閉ざすことになってしまうので慎重だったと思います。
「どうせ受からないし」とか「倍率高いし」という理由でエントリーをしないのは勿体無いです!大企業であっても、小さな企業であっても、エントリーボタンを押せば、内定の可能性は0%ではなくなります!
臆せずに、「どの企業もいいな」というミーハー心で可能性を広げてみてください。
近況
卒業旅行でフランスに行ってきました!こちらはパリの素敵な食器屋さんでの一枚です。食器が大好きなので、この日も数万円がお土産代に消えていきました…。さて、帰国日の翌日にこの食器を割ってしまった私ですが、いつ何が起こるか分からないと思って、一瞬を大切にすることを心に決めました笑。
第 3 回
初志貫徹2024年03月11日 掲載
出版業界の就活をしていると、
「出版業界に絞らずに、他の業界も考えた方がいいのか?」
という葛藤に悩むことがあるのではないでしょうか。大手出版社の100倍を超える倍率を見ると不安になってしまいますよね。
就活を終えた私の答えは、できれば出版業界に絞る方がいい!です。実は心配性の私は、出版社に落ちた場合の保険に公務員試験の勉強もしていました。けれど、結局中途半端になってしまい就活が上手くいかない時期が続き、苦しんだ経験があります。出版業界を調べると、関連する企業は多岐に渡り、職種も様々です。自分の素直な気持ちに従って、興味を持つ企業から挑戦することを勧めます。
そこで心がけるべきことは、決して視野を狭めないことです。就活を続けていけば、新しい気付きや発見が増え、興味関心を持つ企業の幅が広がってくると思います。初めから色々手を出すのではなく、次第に視野を広げていくことがチャンスに繋がるかもしれません。
近況
ようやく卒論発表も終わり、暇を持て余しているので1人〇〇をすることに最近ハマっています。先日は、地元の喫茶店でご飯を食べた後にミニシアターに行って1人映画を楽しみました!一人で外出するとなんだかワクワクしてしまいます。
第 4 回
朝日新聞出版社とのご縁2024年04月01日 掲載
私が朝日新聞出版に興味を抱いたのは、小学生の弟の言動が始まりでした。
勉強嫌いの弟が何故だか難しいクイズを出すように。それも、科学や社会問題に関連するようなクイズを得意げに出題してきたのです。テレビのクイズ番組にでも影響されたのか、はたまたYouTubeで見つけたのか。私がクイズに正解することができなくてご満悦の弟に、その知識をどこで知ったのかを尋ねるとある本を見せてきました。それが「科学漫画サバイバルシリーズ」を知ったきっかけです。
私は大学で言語学を専攻していたので、ことばに関わる仕事がしたいと考え、出版社を第一希望に就活をしていました。また、個人的に絵本が好きで、教育にも関心があったので、絵本か児童書の製作に関わることができる企業を探していました。そうした中、ことばと教育の二つの軸を実現できる朝日新聞出版に出会い、受けることを決心するに至りました。
就活中のご縁とは不思議なもので、案外身近なところに隠れているものです。
近況
先日はついに引っ越しを済ませました。散策がてら地元のお店を巡っていたら、素敵なコーン型の九谷焼盃を見つけました!!私はお酒が飲めないので、代わりにアイスを乗せて食べたいな〜と思いながら、新居での生活に思いを馳せています。
第 5 回
採用試験の印象2024年04月15日 掲載
朝日新聞出版の採用試験は、ほかの出版社とは少し異なっていたので印象的でした。何か難しい課題があるだとか、面接で奇妙な質問をされるとか、皆さんが予想する不安なことは決してありませんでした!素直な自分で望んだ結果、最終面接まで進めたことが自身でも不思議に感じているくらいです。
まず、エントリーシートが全て手書きでした。行数も多かったので、手を痛めながら必死にペンを動かして2時間以上かけて仕上げた思い出があります笑。
他にも、筆記試験では学力テストではなく、作文を課されたことも意外でした。出版就活では、勿論知識も大切ですが、それ以上に考え方を評価していただける形式ではないかと思います。
面接では、出版業界の現状と未来を中心に話した記憶があります。何れにせよ、私自身がどのように出版に向き合っていきたいのかを問われる面接のように感じました。面接前に、自身の考えの軸を整理しておくと良いかもしれません!
近況
先日入社式も無事に終わり、ホッとしています。そこで、はじめての社食に挑戦してみました!日替わりメニューがたくさんあるのですが、この日はラーメンを選びました。久しぶりの温かいごはんに癒されました。美味しかったです!
号 外
就活虎の巻号外2024年05月07日 掲載
そろそろ就活にも慣れてきたころではないでしょうか。
今回は号外ということで、先輩社員に「就活での経験談」を語っていただきました!質問に答えていただいた先輩社員は「増田さん(入社7年目・書籍編集部)」「大谷さん(入社7年目・AERA dot.編集部)」「小山さん(入社3年目・AERA dot.編集部)」の3名です。(以下敬称略)
皆さんの就活体験と重ねながらご覧になってみてください!
―――就活はどのように進めていましたか?
(小山) 「マスコミ中心に受けていました。記者になってみたいと思っていたので。出版社を3社と、他にも新聞社を受けました。大手新聞社と通信社にも受かったのですが、記者できても本も作れる点が決め手になって、朝日新聞出版を選びました。」
(大谷) 「私は記者志望で、その中でも新聞記者ではなく週刊誌をやりたくて。出版社を10社ほどと、出版以外にもせっかくだと思って商社やメーカーを5社程度受けていました。」
(増田) 「出版社ばっかり受けていました。某出版社の面接では『出版社ばかり受けるな!ベンチャーをとってからチャレンジしろ!』と怒られてしまったほどです(笑) それぐらい狭き門だということですけれどね。」
―――これから最終面接を控える就活生に応援メッセージをお願いします。
(大谷) 「私からは一言、楽しんでくれ!!落ちたからといってその人がダメだという訳ではないですよ。ウソかホントかは分かりませんが、企業によっては、他の社員とキャラが被ってしまうからとか、そんなしょうもない理由で落とされることもあるという噂も聞いたことがあるくらいなので。落ちたからって、自分が悪いとは思わないでほしい。」
(小山) 「僕は周りに惑わされたり不安にもなったりしたので。(出版就活をしている人が)周りにいないことも多いと思うので、マイペースに進めていきましょう。」
いかがだったでしょうか?出版を目指す就活生は孤独との勝負だと思いますが、このインタビューが支えになれば幸いです。こちらで伝えきれなかったインタビューは「マイナビ2025」に掲載されていますので、是非そちらもチェックしてみてください!
第 6 回
イメージの世界2024年05月13日 掲載
皆さんは志望する企業に就職したあとの自分をはっきりとイメージできますか?
某人気アニメで、百戦錬磨の強い魔法使いがこんなセリフを言う場面があります。
.... 「魔法はイメージの世界だ。」
これを聞いて思い付いたのですが、就活も同じようにイメージの世界といえるのではないでしょうか。面接官は就活生が自社で働く姿をイメージが出来るかで評価するように、あるいは、就活生が自分の働くビジョンをイメージするように。妄想で終わらずに、現実を見据えた想像することが就職活動を制するための重要な活力になると私は思います。
最終面接を終え、朝日新聞出版の社内を歩きながら、私はこの場所で働く自分を想像しました。多くの方と協力し出版物を作り上げる喜びや、企画書を何度も練り直す苦しみがあるのかもしれないけれど、そうした仕事に挑戦したいと。入社を決めた理由の一つは、ここで働くそんな自分が浮かんだからです。
近況
今週末は塩パンを焼いてみました!朝から焼き立てパンの幸せな香りに包まれて大満足です。難しそうに見えるパン作りですが、意外と簡単で、なんと2時間ぐらいで焼けちゃいます。因みに、パンの香ばしさは、アミノ酸と糖が結合するメイラード反応によるものらしいのですが、数学は苦手なのでお店のようなパンは焼けそうにないです…。
第 7 回
転がってみる人生もアリ2024年05月20日 掲載
築地に向かう電車のホームで、目が不自由な方に声をかけられ人助けから始まった私の最終面接の日。面接のために準備した台本を暗唱したかったのに!という悪魔の囁きと、せっかく声を掛けてもらったから親切にしないと!と思う天使の囁きで揺れていました。結局、目的地までの半分以上をその方との雑談に費やしてしまった私は無敵モードに突入したのです。いわゆる「どうにでもなれ」精神ですね笑。前日までに暗記していた志望動機だけを頼りに、それ以外の質問は過去の自分が何とかしてくれると言い聞かせました。
最終面接に進めただけでも奇跡だと思っていたので、これは記念受験だ!と考えると自然と緊張はしませんでした。テンプレでも模範解答でもなかったですが、やるだけやってみよう!と意気込み、ありのままの自分で話せました。
5月になっても内定が一つもなく焦っていた私ですが、最後には志望する会社から電話での知らせをいただくことができました。人生はどう転ぶか分からないものです。明日には、来週には、また違う未来が見えてくるかもしれないですよ!
近況
週末に弟たちとバッティングセンターへ行ってきました。最近は毎週バッティングセンターに来ていたので、ちょっとずつボールに当たるようになってきて楽しいです!何事も練習あるのみなので、この調子で仕事もめげずに頑張っていきたいです。皆さんも最後まで練習を怠らずに、力を出し切ってきてください。