【事例紹介:上智大学WEBサイト】研究者を通じて、大学の研究力を発信する
こんにちは。メディアプロデュース部の齋藤です。
私たちは日々、雑誌やニュース記事を制作していますが、
実は大学案内や大学サイトの制作を通じて、広報やブランディングのお手伝いもしています。
大学は、偏差値で選ばれる時代から、個性で惹きつける時代に。
「あれ? この大学、実は〇〇じゃない?」と、
新しい認知や気づきを与えられたら、それが将来に渡って大学の財産になると思うのです。
本日は私たちが制作をお手伝いしている大学サイトの事例をご紹介します。
■研究者紹介コンテンツ:上智大学「The Knot ‐知の結節点」
上智大学さんのWEBサイトには、「The Knot -知の結節点-」というコーナーがあります。
研究者である先生方を紹介するコーナーですが、
今後公開分も含めるとなんと250人超!の掲載が予定されています。
当部は取材と記事制作を担当させてもらっています。
上智大学さんの理念は「叡智が世界をつなぐ」。
その叡智の源であり、世界との結び目になるのが、まさに研究者である先生方です。
それをコーナー名に冠し、一人ひとりの研究内容を丁寧にまとめています。
■対面取材、対面撮影を基本に
皆さんは、上智大学さんにどんなイメージをもたれていますか?
私が最初に上智さんを知ったのはアグネス・チャンさん(!!)。
今年50歳の齋藤は若かりし頃、「外国語を学ぶインターナショナルな人が行く大学なのね」と思っていましたが、
このコンテンツを通じて見えてくるのは「地球規模の課題に知恵を絞る」という大学像です。
宗教、福祉、金融など、先生方お一人おひとりのテーマは異なりますが、
総じてみると「地球規模」という言葉がしっくりくる。
私のような世代が受験生の保護者世代になっているわけですから、
学校のイメージを常に把握し、変化させていくことは大切ですね。
人を通じて研究力を発信する、というアプローチも効果的だと感じています。
実はこの取材、ほぼ全ての先生方が、対面取材&対面撮影に協力くださっています。
そして統一感を意識し、全撮影をなんとひとりのカメラマンが担当(!)。
大学取材に長けたライターがチームを組み、対応しています。
「大学の研究力を世に発信せねば」と構えると、発信内容はどうしても硬くなりがちですよね。
でも、先生方がなぜそのテーマを見つけたのか、
その研究が社会から求められているのはなぜか、を知ったら、人は興味をもつことができます。
「大学」を全体で捉えるのは難しいけど、
「あの本を書いた先生の大学」「あの人が卒業した大学」だと急に身近になるのと同じ。
結局、共感は人を通じて生まれるものだと感じています。
■上智大学「The Knot -知の結節点-」
https://www.sophia.ac.jp/jpn/article/feature/the-knot/