【事例紹介:四天王寺大学 大学案内】紙の風合いも生かし、大学の個性を表現


こんにちは。メディアプロデュース部の森です。

本日は私たちが制作をお手伝いした大学案内の事例として、
大阪にある四天王寺大学さんの2025年版大学案内をご紹介します。

四天王寺大学さんは、5学部7学科および短期大学部を擁する歴史のある大学です。
教員や看護師などの国家資格取得に対応した学科のほか、
コースの枠を超えて自由に学ぶ内容を組み合わせることができる学科も多く、
多種多様な学問領域が展開されているのが特長。

また、学生や先生、職員の方々、
そしてキャンパス全体がのびのびとした和やかな雰囲気なことも魅力です。

そんな大学さんの大学案内で、ぜひ注目していただきたいポイントを3つに絞ってご紹介します。

■Point1:表紙

まずは表紙です。
え、白紙……?

実はこの白い紙、薄い包装紙のような紙を使っています。
うっすら写真が透けているのがわかりますか?

表紙をめくると現れるのが、大きさの異なる3枚の別丁
キャンパスの風景や学生たちを写したグラビアで、
別丁をめくるごとに大学の日常が見えてきます。

入学時点では将来やりたいことが決まっていない人も、幅広い学びに触れ、
自分の進む道をじっくり考えていけることがこちらの大学の特長の一つ。

この複数の層で構成された表紙には、一人ひとり個性の異なる学生が
「大学で“自分らしさ”を少しずつ見つけていく」というメッセージをこめています。
まさに紙の風合いと特性を生かした表現です。

■Point 2:巻頭企画

高校での説明会などで大学の所在地を聞かれることが多いというお話をうかがい、
巻頭企画では質問返しのように「四天王寺大学ってどこにあるの?」と大きく問いかけました。

次の見開きではその答えとして、大学が位置する場所と周辺紹介を、
イラストを使ってのびやかに見せています。

大学の母体となるお寺の四天王寺との関係について説明したコラムも展開。
ちなみに、大学の最寄り駅は近鉄南大阪線の藤井寺駅と古市駅です。

■Point 3:教員紹介ページ

さまざまな学びを展開している四天王寺大学さんは、在籍する先生方も実に個性的です。
でも、高校生にとって大学の先生はやや遠い存在。なかなかイメージできないですよね。

そこで、先生を身近な存在として感じてもらい、
学問分野の幅広さも伝えるために、各学科の先生方をイラストで表現しました。
専門分野だけでなく、研究に携わったきっかけや休日の過ごし方などもヒアリングし、
先生をキャラクター化しています。

たとえば、指揮棒を振る先生、十二単を着て和歌を詠む先生……は文学部日本学科。
魚を釣り上げる先生、植物に水やりをする先生……は経営学部経営学科。

いずれも個性豊かな先生方がずらり。

キャラクターとして描かれた先生と実際に大学でお会いすると、
「あ!あの先生だ……!」とひそかに誌面を思い出し、嬉しくなってしまいます。

以上が3つの注目ポイントです。

制作にあたっては、
大学さんが終始円滑なコミュニケーションをとってくださり、大変助けられました。
意見を交換するなかで見えてきた特長や個性を、
いかに魅力的に伝えられるかに重きを置いて制作した一冊です。

■四天王寺大学 大学案内2025
https://www.d-pam.com/shitennoji/2412756/index.html?tm=1#target/page_no=1

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