マンガ編集者に
必要なもの
畑中雄介(2008年入社 社会人採用)
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畑中雄介(2008年入社 社会人採用)
マンガの醍醐味はなんといっても作品の爆発力。新人マンガ家の初連載作品が大ヒットとなり、アニメ化、映画化、ゲーム化など様々な媒体でメディアミックス! 累計発行部数100万部突破! なんてことも全然夢ではありません。
朝日新聞出版にも、『百鬼夜行抄』や『雨柳堂夢噺』、世界のホラーマンガ家・伊藤潤二の『伊藤潤二傑作集』など、累計100万部を超えるマンガ作品があります。
とはいえ、100万部という数字が簡単につくれるかというと、それはまた別の話。マンガ家と担当編集者が「面白い作品をつくりたい!」と、死にもの狂いでつくった血と汗と涙の結晶なのです。
そう、マンガで一番大切なことは(すべての本に共通しているのだけれども)、読者にとって面白い作品であるということ。つまらないもの、興味がもてないものに、読者はお金を払ってくれません。読者がお金を払う価値がある作品をマンガ家と二人三脚でつくるのがマンガ編集者の仕事です。
では、コミック編集者にはどういう人が向いているのでしょうか? マンガ作品やマンガ家についての知識がある人? 空想好きな人? おもしろいことを考えるのが得意な人?
どれも大切かもしれませんが、絶対に必要な条件ではありません。マンガが好きで、「おもしろい作品をつくりたい!」という気持ちさえあれば、マンガ編集者には誰でもなれます。大切なのは「情熱」です。100万部を超えるヒット作品をつくりたいという情熱がマンガ編集者に求められる全てです。
マンガ編集者を志すみなさん、ぜひ当編集部にお越しください! わたしたちと一緒に100万部を超えるヒット作品をつくりましょう!
(2023年1月執筆)
マンガ家から送られてきたネームを入念にチェック
赤ペン、文字のサイズを測るための級数表はかかせません
前職はコミック編集者。入社後、教育・ジュニア編集部に配属。子供向けパートワーク「週刊マンガ日本史」「週刊 新マンガ日本史」「週刊マンガ世界の偉人」を企画・担当。現在は、書籍編集部コミック編集長。
撮影:写真映像部 高野楓菜