

全ジャンルの作品に
触れられる電子事業
緒方麦(2015年入社 新卒採用)
- 営業部門
- 電子書籍
- 10年目
緒方麦(2015年入社 新卒採用)
販売部電子書籍チームの主な業務は、各編集部が制作した書籍・コミック・雑誌について、電子化の発注や納品手配、ストアでの割引セールや売り伸ばし案の企画・実施、著者との契約や売上の管理といった、電子版の制作・販売・管理です。
文芸、ビジネス書、新書、コミック、実用書、……といったジャンルではなく、業務内容で担当を分けています。私の主な担当は経理や法務ですが、どの業務も全ジャンルの作品に触れられる点が、魅力かつやりがいです。新刊・既刊を問わず、年中さまざまなジャンルの作品について販促・販路を考える機会があり、紙版の売れ行きに連動させることもあれば、電子版だけ独自にキャンペーン展開することもあります。
2024年度は、弊社のデジタルファーストコミック(紙版連載ではなく電子版連載から出発するコミック)元年でした。新レーベル「Melty Night」「コミックZOTTO」が立ち上がり、コミックサイト「アサコミ」がオープンし、毎月の配信開始点数がグンと増えました。準備段階ではコード設定や制作・配信の流れについて編集部と打ち合わせを重ね、現在も売上処理や制作進行の確認ラリーが続く日々ですが、新ジャンルの作品の配信開始と新たな販路の開拓は、チームにとって大きな経験になりました。
また、近年はオーディオブック作品にも力を入れています。制作日数を要するオーディオブックは、「ストアや著者と早期からいかに交渉・調整を進められるか」が担当者の腕の見せ所です。順調に配信収入も伸びており、昨年は本屋大賞第3位の『存在のすべてを』が驚異的な売上をたたき出しました。
総合出版社の強みは、多種多様なジャンルの出版物があること。その中でも電子事業は、ずば抜けて多くの作品を商品として扱うことになります。社内外との交渉力や細やかな目配りも求められる仕事ですが、成長著しい事業でたくさんの刺激が得られ、Z世代の視点や意見が重要となってくる分野です!ぜひ一緒に電子事業を強くしていきましょう。
(2025年3月執筆)
月2回の電子書籍チーム会議。キャンペーンへの参加準備や結果報告、次の四半期の売り伸ばし施策の検討など、主に中期的な課題・計画について相談します
昼休みに、仮眠がとれる女性休憩室へ。15~30分の仮眠で頭の中をすっきりさせ、午後の業務に臨みます
入社後、営業本部販売部書籍課に配属。その後、朝日新聞社秋田総局で一年間の研修派遣を経て、週刊朝日編集部で記者として、大学合格特集の記事や別冊『甲子園』を担当。2020年からデジタル・ライツ部電子書籍チームで、2023年4月からは組織変更に伴い営業本部販売部員として、引き続き、電子書籍を担当。
撮影:写真映像部 高野楓菜