収益で社を引っ張る
デジタル・ライツ
緒方麦(2015年入社 新卒採用)
- ライツ部門
- デジタル・ライツ
- 8年目
緒方麦(2015年入社 新卒採用)
電子書籍と版権(ライツ)の2大事業を担っているのが、その名の通り、デジタル・ライツ部です。どちらも社の収入において重要視されているため、それぞれの担当者は業務への専門性が高く、年度当初に掲げた予算に対する収入推移に常に敏感です。AERA dot.の広告事業担当も含め「分野別のプロフェッショナル集団」と言えますが、部内にピリピリした雰囲気は全くなく、普段から社員同士の意見交換や相談も活発な楽しい部署です。
私が所属する電子書籍チームでは、各編集部が制作した書籍や雑誌などのコンテンツについて、電子化の発注や納品手配、書店での割引セールや売り伸ばし案の企画・実施、著者との電子化契約の管理といった、制作・販売・管理が主な業務となります。私は雑誌・ムック担当で、データチェックや読み放題サービスへの配信手配、電子商品全般の売上管理などを担っています。社内外との交渉力や細やかな目配りも求められる仕事ですが、紙版とは異なる販売アプローチを考えるのは面白く、やりがいを感じています。
もう一つの柱である版権事業は、映画・ドラマといった映像化、翻訳出版、キャラクター商品化などして、自社コンテンツを世界中で展開するライセンスビジネスです。私も勉強の一環で、2021年に国外向けに配布するコミックカタログを作成しました。週刊朝日編集部での経験を生かし、雑誌の制作進行に使う“台割”を活用しながら、紹介文の作成、レイアウトの指示、翻訳者とのやりとりなどをほぼワンオペで完遂。膨大な作業量と全体の調整に神経質になりすぎて苦労しましたが、完成品の配布直後から掲載商品の問い合わせが続々と入った時は、喜びと達成感が押し寄せました。
収益面で社を引っ張る存在のデジタル・ライツ部ですが、実は新規事業を生み出す部門でもあり、既存の事業にとらわれない新たなビジネスアイディアを常に模索しています。AERA dot.は10年前にこの部署で生まれました。電子や版権に興味がある人だけでなく、0→1または1→10が得意なので発揮したい、出版における新しいビジネスモデルに挑戦してみたい、そんな気概にあふれた皆さんのご応募をお待ちしております!
(2022年12月執筆)
月2回の電子書籍チーム会議。キャンペーンへの参加準備や結果報告、次の四半期の売り伸ばし施策の検討など、主に中期的な課題・計画について相談します
昼休みに、仮眠がとれる女性休憩室へ。15~30分の仮眠で頭の中をすっきりさせ、午後の業務に臨みます
入社後、営業本部販売部書籍課に配属。その後、朝日新聞社秋田総局で一年間の研修派遣を経て、週刊朝日編集部で記者として、大学合格特集の記事や別冊『甲子園』を担当。2020年からデジタル・ライツ部電子書籍チームで、2023年4月からは組織変更に伴い営業本部販売部員として、引き続き、電子書籍を担当。
撮影:写真映像部 高野楓菜