新書
大江戸御家相続
家を続けることはなぜ難しいか
山本 博文
ISBN:9784022736574
定価:902円(税込)
発売日:2016年3月11日
新書判並製  280ページ  新書0557 
品切れ・再販未定

壬申の乱の古来より、御家相続は戦乱や権力闘争の震源となってきた。円満な相続こそ、政権や家系を継続していくための、最大の課題であった。
264年もの間、徳川将軍家による治世がもたらされた江戸時代。おおむね平和な世の中にあっても、将軍家や大名家の内側では、文字通り骨肉相食む後継者争いが繰り広げられていた。七代将軍家継の夭折によって徳川宗家の血筋が絶えるという重大事態が起こったとき、八代将軍として紀州徳川家から吉宗が招かれた裏にはどんなドラマがあったのか? 御三家・御三卿といった徳川家門大名の間に結ばれた複雑な養子関係は、政治史にどのような影響を与えたのか? 家臣団も巻き込んで諸大名家で頻発した御家騒動には、それぞれどのような理由があったのか?
子どもが生まれない、長男の資質不足、父親が家督を譲らない、正室vs.側室のバトル勃発など、その原因はさまざまなれど、武士達は「御家断絶」の危機を命がけで乗り越えてきた。この、血筋を守り「家」を続けることの困難さを、第一線が歴史研究者が説き起こしていく。現代人にも身につまされるエピソード満載!

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