雑誌
小説トリッパー
小説トリッパー 2016年夏季号
定価:1100円(税込)
発売日:2016年6月17日
アジロ綴じ  2016年夏季号 
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特集 批評再生塾 対談 東浩紀+佐々木敦

[特集 批評再生塾]

特集 批評再生塾

第一期、総代発表!


対談 東浩紀+佐々木敦

批評を再起動するために


特別寄稿 講師陣による課題と回答

  • 東 浩紀
    ポスト昭和はどこにあるのか
    昭和の亡霊、終わりなきリズム
  • 渡邉大輔
    「ポスト映画の世紀」に、「映画(批評)」は再起動できるか
    横長から遠く離れて?
    ――映画的なもの、映画的でないもの
  • 三浦哲哉
    サスペンスフルな批評

    ナポリタンの理念とサスペンス
  • 湯浅 学
    誤読、誤解、行きちがい、失敗を考え直す。
    しくじりの効用を論じて下さい

    “非利き脳”にきけ
  • 畠中 実
    「音響」という視座から新しい視点や解釈を与えること
    映画を読む、音響的に
    ――ジム・オルークの音響映画
  • 渡部直己
    「細部」に宿る「神」を探せ
    「解いても解いても新たに仕掛けられる謎」について
  • 安藤礼二
    「近代日本思想」を批判的に論じよ
    批評とは何か――「体験」を作品化すること
  • さやわか
    文化について書くことで状況を語り得るのか
    誤り続けねばならない
  • 速水健朗
    最新型「アメリカの影」を見出してください
    マクドナルドから見るアメリカへの憧れ
  • 細馬宏通
    歌い手について考えていただこうと思います。
    促音のポケット

    ――RCサクセション「トランジスタ・ラジオ」
  • 大澤 聡
    対話の批評、批評の対話
    共同討議感想戦――「昭和批評の諸問題1975-1989」補遺

第一期総代 吉田雅史  漏出するリアル

第一期次席 川喜田陽  擬日常論
[新連載小説]

江上 剛

病巣 巨大電機産業が解体される日


七尾与史

死なせない屋

[新連載評論]

市川真人

時間と空間 人間と速度2

[対談]

東海林さだお + 椎名誠

明るいおしまい――「あと何里塚かなー」対談


千葉雅也 + 田幡浩一

絵の本質を問う「ズレ」と「トチギ」

[短期集中連載]

  • 久坂部羊 老乱
  • 矢作俊彦 アマ★カスかれの戰爭かれらの銀幕

エッセイ <私のTRIP体験>

  • 畑野智美 京都旅行記
  • 椰月美智子 新婚旅行
  • 高山羽根子 ホテル・マニラの熱と髪

[連載]

  • 森山大道 文・赤坂英人 JAM 05

[読切連作]

  • 中島京子 きららの紙飛行機(連作「ゴースト」3)

[連載評論]

  • 森本あんり 権威の蝕 正統の復権は可能か
  • 橋本 治 知性のてん覆

[連載小説]

  • 中村文則/その先の道に消える
  • 曽根圭介/黒い波紋
  • 神林長平/オーバーロードの街
  • 大沢在昌/帰去来
  • 山本一力/たすけ鍼

[長編ノンフィクション]

  • 石井光太/世界の産声に耳を澄ます

[季刊ブックレビュー]

  • 鴻巣友季子  歴史に帽子を飛ばされる
    吉田修一『橋を渡る』
  • 加藤典洋  それまでの日々を
    吉本ばなな『イヤシノウタ』
  • 前田塁  まだ、とても読み足りない
    金井美恵子『新・目白雑録 もっと、小さいこと』

[クロスレビュー]

  • 江南亜美子
    虐げられたものからの声
  • 倉本さおり
    ことばの身体性に立ち向かう者たち

[文芸季評]

  • 吉村千彰/「普通」から遠く離れて

[エンターテインメント季評]

  • 高津祐典/ニセモノのホンモノ

[報道の現場から小説を読む]

  • 市田 隆 新聞記者の本領
    本城雅人『ミッドナイト・ジャーナル』
    横山秀夫『64』

[本と書店をめぐる物語]

  • 高頭佐和子
    「本屋のない町なんて、町にあらずだぜ」
    ガブリエル・ゼヴィン 『書店主フィクリーのものがたり』(小尾芙佐訳)

[永江堂書店]

  • 永江 朗  物欲低下を考える10冊

朝日新聞日曜読書面で紹介された新刊


第8回朝日時代小説大賞予選通過作品発表

第9回朝日時代小説大賞応募規定

第3回林芙美子文学賞募集要項

執筆者紹介・画家紹介


<おわび>

2016年6月17日発売の『小説TRIPPER』夏季号に掲載した、特集「批評再生塾」中の東浩紀氏と佐々木敦氏との対談「批評を再起動するために」の東氏の発言に誤りがありました。19ページ上段12行目「じゃあこれから鈴木謙介や西田亮介が誰かを生み出すかというと、彼らはもう研究者や大学院生を育てたいとは思っていないでしょう」の文中にある「彼らはもう研究者や大学院生を育てたいとは思っていないでしょう」は、「彼らはもう研究者や大学院生しか育てたいとは思っていないでしょう」の誤りでした。著者に確認をしないまま、校閲の指摘を採用してしまいました。編集部の確認作業が不十分でした。おわびして訂正いたします。