江戸時代、女は容姿ではなく、心のきれいなことが重要だとされ、明治以降には美人であることは悪いことだと言われ、戦後は美人であることは肯定され、それと並行して、美人の意味は広がり、昨今ではCMで「すべての女性は美しい」と喧伝されている。この美人・不美人をめぐるレトリック。面食い男を愚かとさげすむ正義の正体とは何なのか? 「美人」の取り扱いが変わってきた時代背景を、膨大な資料を読み解き徹底調査した問題作!
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