新書
社会
情報戦争を生き抜く
武器としてのメディアリテラシー
津田 大介
ISBN:9784022737939
定価:1001円(税込)
発売日:2018年11月13日
新書判並製  360ページ  新書0696 
品切れ・再販未定

ソーシャルメディアに蔓延するフェイクニュースやデマ。
誰がこの情報戦争を終わらせるのか?! 
豊富な事例で読み解く、新時代のメディア・サヴァイヴ論誕生!

ネットの「市井の意見」は本当に世論か、
それとも?業者?によって巧みに作られたものか――?
ソーシャルメディアでの情報操作は、いまや世界で最も深刻な問題の一つであり、
情報を読み解く力(メディアリテラシー)がこれほどまで求められる時代はいまだかつてない。
ソーシャルネットワークの際限ない肥大化を斬る、メディア・アクティビストの最新情報社会学論!

【目次より】
第1章 問われるプラットフォームの責任
米大統領選を揺るがしたフェイスブックの立場
「情報汚染」に追い詰められたフェイスブック
ツイッターは何を排除しはじめたのか
プラットフォームの責任が裁判で問われる時代 etc.

第2章 情報汚染の正体
ネットは社会の分断を加速するのか
ゴシップ報道に公益性はあるのか
バッシングにおける被害と加害の非対称性
キュレーションメディア問題に見る企業の責任 etc.

第3章 生き残りを懸けた紙メディア、使命と倫理
世界中の新聞社が陥る負のスパイラル
ローカル報道衰退の代償
「AI報道」というパンドラの箱
近年の建設的ジャーナリズムの好例 etc.

第4章 信頼と民主主義を蝕むフェイク
「誰がシェアしたか」だけを信じる世界
日本でも複数のファクトチェック機関を!
後退するネットの自由度
なぜ「人間」がフェイクニュースを拡散してしまうのか etc.

第5章 ネットに蔓延するヘイトスピーチ
日本はヘイトスピーチ先進国
ニューヨーク・タイムズの新ヘイトスピーチ対策
見直し迫られるウェブ広告の構造的欠陥
日本にも波及した広告引き揚げの動き etc.

終章  誰が情報戦争を終わらせるのか

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