文庫
エッセイ
アメリカと戦いながら日本映画を観た
小林 信彦
ISBN:9784022619785
定価:748円(税込)
発売日:2019年7月5日
A6判並製  264ページ 
品切れ・再販未定

戦争も映画もその刺激を全身で浴びた日々──。
戦時下をひとりの少年がどのように過ごし、感じ、そして敗戦を迎えたかを当時の映画の記録とともに克明につづる私的なドキュメント。『姿三四郎』や『無法松の一生』をはじめ、戦下の自伝的映画史の傑作、待望の復刊。
《解説・芝山幹郎》

【目次より】

〈皇紀二千六百年〉十一月のモダニズム
開戦まで 
毎日が〈お祭り〉
〈米英的〉なるものを求めて
開戦一周年の〈特撮映画〉
ガダルカナル島撤退前後
若い天才監督の登場 
活劇の法則
「熱風」と〈大東亜会議〉前後
「無法松の一生」の皮肉な運命
空襲の夢
この期に及んでもハリウッドの影響
「加藤隼戦闘隊」とウラニウム爆弾
帝都最後の日々
小さな強制収容所
雪国への再疎開
太平洋戦争末期の〈アメリカ人〉のイメージ
日本が崩れる日
大新聞の急激な変身
少年たちにとっての戦犯
東京へのはるかな道
混沌
氷雨の中の旅立ち

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