新書
経済
資産寿命
人生100年時代の「お金の長寿術」
大江 英樹
ISBN:9784022950529
定価:869円(税込)
発売日:2020年1月10日
新書判並製  208ページ  新書0745 

あなたの蓄えは、すでに余命ゼロ!?
年金不安、資金不足に負けない! 老後のお金を延命する方法、教えます!

人生100年時代といわれ、平均寿命は伸びる一方。だが、長寿に見合うだけの「お金の余命」はあるのだろうか?

「老後2000万円問題」も記憶に新しく、多くの人が老後のお金に不安を抱えている。著者によると、こうした不安が、無駄な保険や投資にお金をつぎ込むことにつながって、益々状況が悪化し“寿命が縮む”傾向があるそうだ。

お金は人間のからだに似ている。まずは自分の健康(=資産状況)を診断し、生活習慣(=収支)を把握し、どれくらいの寿命があるのかを予測することが必要。その上で、自分に合った延命法(=貯金、節約、運用、働くetc.)を見出していくことが大切だ。

本書は、今の世情を踏まえ、証券マンとして40年近く勤めた著者ならではの、ナマのお金感覚に基づいた実際的な方法を取材実例も豊富に交えて述べる。おもしろく、役に立ち、今すぐ実行できる「お金の延命法」。
 
<目次>

はじめに

第1章 資産寿命という考え方
1 「延ばすも何も資産なんて持っていないよ!」という人へ
2 資産寿命の延ばし方は一つではない
3 年金の受け取り方で資産寿命を延ばす
4 退職金の意味を間違えない

第2章 働いて資産寿命を延ばす
1 60歳でも人的資本はゼロではない
2 働いて退職金や貯金を温存することの意味
3 働いても年金が減らないようにするには?
4 60歳からの転職、成功の秘訣は?

第3章 収支がすべて
1 サラリーマンで資産家になった人に共通すること
2 ライフプランシミュレーションに騙されるな
3 過剰な保険とローンは人生の支出で最大の無駄
4 自己実現費と一時出費はくせもの
5 2000万円不足問題の本質とは?

第4章 間違いだらけの年金知識
1 年金は貯蓄だと思っている間違い
2 なぜ年金は「賦課方式」なのか?
3 退職金は、どう受け取れば得か?
4 財政検証で見えてきたこと

第5章 運用で資産寿命を延ばす
1 投資は資産寿命を延ばす最も良い方法なのか?
2 投資の目的、あなたはどっち?
3 投資は楽をして儲かるわけではない
4 “早く””たくさん”儲けたいという間違い
5 制度を活用した資産運用

第6章 私たちの「お金の長寿術」―5人の老後のお金と暮らし
「試験に失敗したことで人生観が大きく変わりました」
廣田直希さん(66歳)  滋賀県在住 キャリアコンサルタント
「体が元気なうちは、ずっと続けます。生涯現役ですよ」
佐藤 有さん(68歳)  東京都在住 カフェ経営者
「やっぱり自分の人生だから、やりたいことをしたい」
桶屋康宏さん(61歳)  滋賀県在住 コンサルタント、ファイナンシャルプランナー
「普通の投資家が育ち、そして幸せになってほしい」
池端 学さん(仮名・62歳)  広島県在住 元ラジオ局DJ&アナウンサー
「受け入れることができれば先は開ける」
宮口千幸さん(68歳)  大阪府在住 会社経営

おわりに

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