新書
評論
チームが自ずと動き出す
内村光良リーダー論
畑中 翔太 著
ISBN:9784022951281
定価:935円(税込)
発売日:2021年6月11日
新書判並製  272ページ  新書0820 

5年連続「理想の上司」1位の内村光良氏は、リアルに理想のリーダーだった! コントから司会まで幅広く活躍する内村氏が率いるチームは、いつも“いいもの”を生み出すと評判が高く、業界内での信頼はとても厚い。その理由の一つは、チームを構成するメンバーたちのモチベーションを高め自発的に動かす力。自らも仕事でリーダーの役割を担う著者は、内村と仕事をともにする中で、そのリーダーとしての「背中」に魅せられた一人。芸人や俳優・女優、テレビ関係者、放送作家、スタイリスト、著書の編集者ら内村氏と深くかかわりのある24人の証言をもとに、そのリーダーシップの秘密に迫る。いつだって、誰よりも「汗』をかく。チームに「安心のある自由」を作る。自らに「ドS」で「ドM」、先頭だけでなく、最後尾にも真横にも立つ。真っ先にイルカの心配をする――。著者が内村氏に見出したリーダーの極意は、内村氏だから成立しているわけではない。内村氏が特別なのは、それを無意識に楽しんでやっているということだけだ。

目次
■第1章 リーダーシップ

○「背中を見せる」リーダーシップ
1 誰よりも一番「汗」をかく
2 「土俵」を降りない
3 自らの「芯」をブラさない
4 誰よりも一番現場を「楽しむ」
5 「背中」を見せる

○「尽くしたくなる」リーダーシップ
6 肩書きに「上下」をつけない
7 「肩書き外」のことを当たり前にやる
8 「先頭」にだけ立たない
9 成果の先の「果実」を意識しない

■第2章 チームマネジメント

○「パフォーマンスを発揮する」チームマネジメント
10「緊張」をさせない
11「自由に放牧」する
12少し向こうに「旗」を立てる
13「最後」は背負う

○「みんなが考えるようになる」チームマネジメント
14相手に一度「ボール」を渡す
15ボールを「渡す相手」を選ばない
16みなまで言わない

○「不満がたまらない」チームマネジメント
17人の意見を「ちゃんと」聞く
18「今日は機嫌が悪い」をつくらない
19「目的以外」のことにこだわらない
20「ひとつ先」まで気遣いする

■第3章 コーチング/育成

○「士気を高める」コーチング
21「他人のパフォーマンス」に素直である
22「一番のお客さま」でいる
23「名前」を覚えて呼ぶ
24一定の「ディスタンス」を保つ

○「潰れる人をつくらない」コーチング
25誰かを「傷つけること」に敏感になる
26「人間」を否定しない
27「みんなの前」で指摘しない
28「仕事人」の前に「人間」でいる
第4章 自己マインド/パーソナリティ

○「自己成長を求め続ける」マインドサイクル
29自らが「ドM」である
30自らに「ドS」である
31「過去の功績」を忘れる
32「俺は」でなく「俺も」思考

○「隙」が「好き」をつくるパーソナリティ
33つっこめる「隙」がある
34「弱さ」を隠さない
35「尊敬」されなくていい

畑中翔太
はたなか・しょうた
1984年生まれ。埼玉県出身。中央大学法学部卒。博報堂ケトルクリエイティブディレクター/プロデューサー。これまで多くの企業・ブランド・地域の広告キャンペーン制作におけるプロジェクトリーダーを担当。近年は、TVドラマやバラエティ番組などの企画・プロデュースも務める。これまでに国内外200以上のクリエイティブアワードを受賞。クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。まちおこしがライフワークで、“絶やしたくない町の絶品グルメ”を守るプロジェクト「絶メシ」の生みの親。

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