雑誌
小説トリッパー
小説トリッパー 2004年秋季号
定価:943円(税込)
発売日:2004年9月16日
2004年秋季号 
品切れ・再販未定
[特集]
本と書店をめぐる冒険

[インタビュー]
佐野眞一
いま、書店に必要なこと
インタビュー・構成 永江 朗

橋本 治
「読書しない」という方法
インタビュー・構成 小柳 学

[評論]
中島 梓 ベストセラーの構造2004年

[ノンフィクション]
与那原恵 万引きされない本屋さん
永江 朗 青山ブックセンター破綻の真相

[新連載]
〈ブックストアノート〉林香公子(ブックファースト渋谷店)

[特集〈エッセイ〉]
本の上手な買い方、読み方教えます
青木るえか どんな本屋も楽しめます
浅羽通明 古書街の夢をしばらく見ない
小田嶋隆 ヒット率が落ちている
鹿島 茂 本にはある種の「匂い」がある
辛酸なめ子 借りてばかりですみません…
中原昌也 そんな本の買い方なんぞに女々しく気など使っていられるか!
山形浩生 俯瞰の価値:リアル書店の比較優位と未来
山崎浩一 書選びし者の悦惚と不安我にあり

[季刊ブックレビュー]
津島佑子──伊藤比呂美『日本ノ霊異ナ話』
堀江敏幸──工藤幸雄『不良少年』、松本仁一『カラシニコフ』、マーリオ・リゴーニ・ステルン『雷鳥の森』
北上次郎──あさのあつこ『バッテリー』
千街晶之──横山秀夫『臨場』

[連載評論]
大塚英志 〈サブカルチャー/文学論〉
「『バトル・ロワイヤル』を〈文学〉として読んでみる」
斎藤 環 〈破瓜型病跡システム〉
「メタ・キャラクター・メタボリズム」

〈毎日食べる〉
佐野洋子 「役にたたない日々」

[連載小説]
荒山 徹 「柳生薔薇剣」
池永 陽 「真夜中の運動会」
市川拓司 「息子が海に還る朝」
岩井志麻子 「楽園に酷似した男」
江上 剛 「座礁──巨大銀行が震えた日」
恩田 陸 「ネクロポリス」
大道珠貴 「たまたま……」
高橋克彦 「ジャーニー・ボーイ」
高橋源一郎 「唯物論者の恋」
乃南アサ 「しゃぼん玉」

[連作短篇]
山本一力 〈ツボ師染谷病帖〉「寝覚めの床」
吉田篤弘 〈十字路のあるところ4〉「黒砂糖」
クラフト・エヴィング商曾 〈十字路探偵行4〉「見えない森を探す」

[撮り下ろしフォト・ストーリー]
佐内正史 「眼差し」

[連載コラム]
永江 朗 〈永江堂書店〉「『住むこと』に関する10冊」
高橋直子 〈気分は一流〉「やすもんええもんそれなりのもん」
北田暁大 〈社会[学]の窓口まで〉「『僕たち』の連合赤軍」

[エッセイ]私を変えたこの一冊
高野和明「三十年前のオカルトブーム」
山本兼一「屹立する日本語」