雑誌
小説トリッパー
小説トリッパー 2004年冬季号
定価:943円(税込)
発売日:2004年12月16日
2004年冬季号 
品切れ・再販未定
長篇330枚一挙掲載
目取真俊 虹の鳥

[対談]
加藤典洋×高橋源一郎
いまどきの小説の気分――
阿部和重、佐藤友哉、中原昌也、舞城王太郎、吉田修一……etc.

[評論]
神山睦美 中原昌也と9・11以後の作家たち

特別企画「中上健次と劇画」
遺稿マンガシナリオ
中上健次 明日

[エッセイ]
法月綸太郎 視覚の死角と、刺客の資格
宮沢章夫 奇妙な「うねり」

[インタビュー]
紀和鏡 中上健次、晩年の挑戦

[新連載]〈連載時代長篇小説〉
乙川優三郎 さざなみ情話 第一話「冬の川」

[新連載エッセイ]
青木るえか 主婦の愛欲ひとり旅

ワイド版『街道をゆく』発刊記念エッセイ
南木佳士 信州佐久平に住む

[季刊ブックレビュー]
蜂飼耳――――角田光代『庭の桜、隣の犬』
円堂都司昭――――法月綸太郎『生首に気をつけろ』
田中和生――――中原昌也『待望の短篇集は忘却の彼方に』
小野正嗣――――レベッカ・ブラウン『若かった日々』

[連載評論]
磯田道史 〈殿様の通信簿〉
「前田利家――『槍の又左』が語る信長・秀吉の秘話」

〈毎日食べる〉
佐野洋子 「役にたたない日々」

[連載小説]
荒山 徹 「柳生薔薇剣」
池永 陽 「真夜中の運動会」
市川拓司 「息子が海に還る朝」
岩井志麻子 「楽園に酷似した男」
江上 剛 「座礁──巨大銀行が震えた日」
恩田 陸 「ネクロポリス」
大道珠貴 「たまたま……」
高橋克彦 「ジャーニー・ボーイ」

[連作短篇]
金井美恵子 〈快適生活研究〉「『古都』2」
山本一力 〈ツボ師染谷病帖〉「梅雨寒ごたつ」
吉田篤弘 〈十字路のあるところ〉「アシャとピストル」
クラフト・エヴィング商曾 〈十字路探偵行〉「眠れる街」

[撮り下ろしフォト・ストーリー]
佐内正史 「眼差し」

[連載コラム]
永江 朗 〈永江堂書店〉「わたしが病気になったらまた読みたい10冊」
北田暁大 〈社会[学]の窓口まで〉「戦略としての消費社会(1)」
林香公子 ブックストアノート

[エッセイ]私を変えたこの一冊
黒木亮 言葉の狩人
雫井脩介 わくわくするサクセスストーリー
畠中恵 これぞエンターテイメント
光原百合「素材」と「物語」

第17回朝日新人文学賞応募規定