分冊百科
週刊20世紀
週刊20世紀 8号
定価:586円(税込)
発売日:1999年3月18日
8号 
品切れ・再販未定
フロントページ
1952「体操ニッポン」/100通りのことば「技術スル事ニ深イ喜ビヲ」


総力特集
真昼の流血

■血のメーデー、「日本革命」の夢はるか
独立後初のメーデーは、会場として使用を許されなかった
皇居前広場の「奪還」をめざすデモ隊と警官隊の大乱闘となった。

■謎を残して散った「もく星」号
戦後の1番機として前年に就航した旅客機「もく星」号が、
伊豆大島の三原山に墜落。原因はついに解明されなかった。

■平和条約発効。ようやく国際社会に復帰
主権を回復した日本は、晴れて世界に踏み出す。経済、交通、
通信、スポーツなどの分野で国際社会の仲間入りをした。

■アメリカが水爆実験、威力は原爆の600倍
11月、アメリカが世界初の水爆実験に成功すると、核保有国は
競って核実験を繰り返した。「地球の終末」を警告されるほどに。

■沖縄を日本から切り離した講和条約
沖縄は戦後、アメリカ軍に土地を接収され、基地の島となる。
住民は生活をかけて住民運動に取り組み、権利拡大をめざした。


ひと
八田一朗
たとえ話とスパルタ教育で日本アマレスに黄金時代
北原怜子
社会の底辺に住む人々に青春を捧げた「蟻の町のマリア」

クロニクル1952
写真と年表でこの年を振り返る

[1-2月]硫黄島へ遺骨調査/李ライン/エリザベス女王即位
[3-4月]十勝沖地震/「君の名は」人気/講和恩赦130万人
[5-6月]白井義男が世界王者に/「踊る神様」ハワイへ
[7-8月]ヨットで太平洋横断/原爆被害の状況を初めて報道
[9-10月]明神礁出現/鳩山一郎トップ当選/保安隊11万人
[11-12月]立太子の礼/元海軍大将が開いたクリスマス


20世紀社会面
朝日新聞、週刊朝日、アサヒグラフなどの記事に当時の世相を見る

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冥銘録[物故者を追悼する]
中山晋平/田中館愛橘/大河内正敏

ふるさと人国記
福島(下)葉タバコを育て、尾瀬の自然を守り

素顔の宰相 [8]
石橋湛山 夫人には逆らえなかった硬骨漢

歴史をあるく
「世界のホンダ」の原点 ホンダ・コレクションホール

広告と生きた世紀 [8]
消費文化の起爆剤となった「ピース」のパッケージ