分冊百科
週刊20世紀
週刊20世紀 14号
定価:586円(税込)
発売日:1999年4月28日
14号 
品切れ・再販未定
フロントページ
1957「白瀬隊から45年」/100通りのことば「自分を裁く人は少ない」


総力特集
南極だよおっ母さん

■南極に「日の丸」がはためいた
観測船「宗谷」が南極大陸にたどり着いたのは、この年の1月。
オングル島に「昭和基地」が開設され、自前の観測がスタートした。

■東海の空明けて日本にともる「原子の火」
タブーとされていた原子力の研究が、「平和利用」の名のもとに
解禁され、原子の火がともる。問題はさておき、人々は喜んだ。

■自死する校長も出た勤評闘争
学校教育の世界に営利企業並みの「勤務評定」が持ち込まれた。
板挟みになった校長が何人も自殺。文部省と日教組が全面対決する。

■弾拾いの農婦、アメリカ兵に射殺される
かたことの日本語で安心させ、弾を拾わせた農婦を射殺した
アメリカ兵の青年に、日本中の怒りが集中した。

■曽野、有吉、原田…続々と若き女性作家
紫式部、清少納言をはじめ文学の世界では古来、多くの女流が
活躍してきた。いま、また新しい感性が一斉に芽吹く。


ひと
中内 功
豊かな食生活こそ国民の願いと思い定めた
丸山明宏
その美貌で世間をメロメロにしたシスターボーイ

クロニクル1957
写真と年表でこの年を振り返る

[1-2月]ひばりさん、ご難/小林一三の葬式/石橋湛山退陣
[3-4月]内灘の星条旗/明治座の火事/定員オーバーの悲劇
[5-6月]岸恵子さん結婚/元横綱常ノ花割腹/岸・アイク会談
[7-8月]五重塔炎上/九州で大水害/裸の大将と踊り子さん
[9-10月]国際ペン大会/旅客機が不時着/八海事件で差し戻し
[11-12月]天城山心中/立教・長嶋、神宮に舞う/ICBM登場


20世紀社会面
朝日新聞、週刊朝日、アサヒグラフなどの記事に当時の世相を見る

デパートや自動車がアメリカへ進出/1000億円減税は実現したけれど…/角界仕切りなおし─茶屋制度廃止/天城山に散った満州国皇帝の姪/世紀残像─「こそこそ」させる売防法/子ども百景─高度経済成長前夜/活字の周辺「週刊新潮」ほか/はやり歌「チャンチキおけさ」/食の情景─「きょうの料理」の工夫/生きもの往来─モザンビークテラピア/映画「サヨナラ」

冥銘録[物故者を追悼する]
スタルヒン/羽仁もと子/志賀 潔 ほか

ふるさと人国記
新潟(上) 稲を改良し、川を掘り米どころを支えた人々

素顔の宰相
三木武夫 したたかさが身上「はがねのごとく」錚々と鳴る

歴史をあるく
執筆の気迫が伝わる 松本清張記念館

広告と生きた世紀 [13]
ハデ派手ポスターで「嵐を呼ぶ男」を売り出す