分冊百科
週刊20世紀
週刊20世紀 21号
定価:586円(税込)
発売日:1999年6月17日
21号 
品切れ・再販未定
フロントページ
1964「日本は五輪、世界はビートルズ」/100通りのことば「新幹線をつくった本当の目的」


総力特集
宿願の東京五輪

■待望、熱闘、歓喜。さあ、東京五輪だ
10月10日、「ここにオリンピック東京大会の開会を宣言します」。
日本が世界に再び認められた、そんな気がした瞬間だった。

■高速交通の幕開け。新幹線がやってきた!
弾丸列車構想から25年、夢の超特急がついに営業を開始した。
新幹線に負けるなと、陸も、空も、スピード、大量輸送化が加速する。

■ビートルズ、世界を抱きしめる!
レコードデビューから2年、アメリカに上陸した4人は、
その成功を世界規模に拡大した。もちろん日本でも。

■砂上の都市・新潟を襲ったM7・5
信濃川の流れを変えた大開発で、人工の川沿いに発展した
新潟市は、日本で最初の、地震による液状化に見舞われた。


ひと
円谷幸吉
組織が育て、組織が死なせたマラソンランナー
石垣綾子
女の生き方を語り続けた美しき評論家

クロニクル1964
写真と年表でこの年を振り返る

[1-2月]ローマ法王と東方正教会総主教/相次ぐ旅客機墜落
[3-4月]ライシャワー大使襲撃さる/「ミロのビーナス」公開
[5-6月]ミコヤン・ソ連第1副首相来日/熊本「蜂ノ巣砦」落城
[7-8月]東京の水ガメ干上がる/アメリカ、ベトナムへ報復
[9-10月]三島由紀夫『宴のあと』で敗訴/フルシチョフが失脚
[11-12月]パラリンピック東京大会/キング牧師にノーベル賞


20世紀社会面
朝日新聞、週刊朝日、アサヒグラフなどの記事に当時の世相を見る

「ひょっこりひょうたん島」の仕掛け人たち/「黒人との文通は困る」─中学教諭の手紙の波紋/東京湾で潮干狩りならぬ“小判狩り”/嘘にとりつかれた殺人魔/世紀残像─魔女とババア抜き/子ども百景─雨もり教室/活字の周辺『愛と死を見つめて』/はやり歌「お座敷小唄」/食の情景─高級西洋野菜ブーム/生きもの往来─ミクラミヤマクワガタ/映画「007/危機一発」

冥銘録[物故者を追悼する]
ネール/堤 康次郎/大野伴睦 ほか

ふるさと人国記
鳥取(下) 「煮えたら食わあ」の県民性超えた人々

素顔の宰相
海部俊樹 懸命さはうけたが、弱さを露呈

歴史をあるく
聖火台に職人技を残す (東京・国立競技場)

広告と生きた世紀 [20]
“夢の超特急”に相乗りしてイメージアップ図る