新型コロナ問題の提言で話題沸騰!『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』7月20日発売

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『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』(7月20日発売)

株式会社朝日新聞出版(本社・東京都中央区)は、『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』(著者=ウスビ・サコ/定価1500円+税)を、7月20日に発売します。

本書は、日本で初めてアフリカ出身者として学長となった、京都精華大学長のウスビ・サコ氏による初の自叙伝です。マリ共和国から中国を経て日本へ。「なんでやねん」連発の波瀾万丈な人生を、「ええやんか」とコミカルにふり返ります。

さらに、日本社会や日本の教育の問題点を、独自の視点から読み解きます。今年5月、新型コロナウイルス問題について語ったインタビュー記事「コロナ問題でわかった『日本人のホンネ』」(AERA dot:https://dot.asahi.com/dot/2020051100004.html)が話題になりました。本書ではこの記事に大幅に加筆した内容を収載し、危機の時代の日本人の生き方を鋭く問います。解説は内田樹さんです。

<本書「第八章 コロナの時代をどう生きるか」から抜粋>
冷静に見えて他人へのいらだちを募らせていたり、堅い職業の人が、歌舞伎町やパチンコ店でこっそり気分転換していたり、表と裏の二面性がある。プレッシャーの強いストレス社会なのだろう。

また、「自分ではない誰かがしてくれる」という気持ちが強い。サービスが整いすぎているのが日本の弱さで、知恵や能力を使う機会がなく、自ら考えて動くのが苦手で他責傾向がある。

ただ、わかっているのは、この問題は誰かが解決してくれるものではないということだ――。

【目次】
第一章 赤の他人に教育されるマリ――――サコ、すくすく育つ
わが家には、知らない人が住んでいた/フランス式か、マリ式か/苦労とは何か/カムバック、文明生活/迷惑をかけ合うコミュニティ

第二章 ヨーロッパだけが世界じゃない――――サコ、異文化に出会う
え、なんでアジアやねん/「中国は強い」を実感した日/「スープの国」ではなかった日本/四畳半一室、そして「やんか」/マリの住居と日本の畳/「おない」文化の謎

第三章 マリアンジャパニーズとして生きる――――サコ、家庭を持つ
日本に一人残される/「ハーフ」であることはハンディか/子どもにも役割がある/日本国籍を持つマリ人

第四章 十人十色の学生たち――――サコ、教鞭をとる
遊び仲間がゼミ生になった日/旅から学ぶサコゼミ/「夜通しの面談」が生む信頼/学生が教えてくれたこと/親しさと甘えは別のもの

第五章 一緒に、大学をつくりたい――――サコ、学長になる
みんなとやりたいから学長になった/「私たちの職場」という自覚/精華の理念を取り戻す/「自由」を問い直す/真のグローバル教育とは何か

第六章 ここがヘンだよ、日本の学び――――サコ、教育を斬る
学校に期待しすぎる日本人/平等を履き違える日本人/能力を生かせない日本人/すぐにあきらめる日本人/若者を自殺に追い込む日本

第七章 大学よ、意志を持て――――サコ、大学を叱る
大学で最初に学んでほしいこと/大学は就職予備校でいいのか/大学は無償化するべきか/国に振り回される大学/その「学生のため」は真実か

第八章 コロナの時代をどう生きるか――――サコ、日本に提言する
脆弱だった先進国の基盤/第二次世界大戦後の状況に似ている/国民は国を信頼しているか/政治に関心がないのに政府に依存する/教育のあり方は変わるか/他人は解決してくれない

<内田樹さんの解説から抜粋>
サコ先生、これからも日本の大学と日本の若者のために、ときどき「なんでやねん!」と雷を落としてください。