直木賞作家・小川哲さんによる『君のクイズ』は、クイズ番組の決勝で起こる「ゼロ文字正答」という驚くべき出来事から始まるエンターテインメント小説です。日本推理作家協会賞を受賞し累計26万部を突破したこのベストセラー小説が、ついに待望の映画化を果たします。映画は2026年全国公開予定で、監督は「ハケンアニメ!」「沈黙の艦隊」シリーズの吉野耕平さんです。発表を受け、本作文庫は映画化を記載したスタイリッシュな銀色の帯が巻かれて全国書店に並びます。
君のクイズ 特設サイト
https://publications.asahi.com/feature/yourquiz/
【書籍情報】
『君のクイズ』
著者:小川哲
朝日文庫(朝日新聞出版刊)
定価:792円(税込)
A6判並製 248ページ
クイズ番組「Q-1グランプリ」決勝で、三島の対戦相手・本庄は1文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たす。本庄はなぜ正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝を1問ずつ振り返る三島はやがて……。
推理作家協会賞受賞&本屋大賞6位、新感覚なのにエモーショナルな、圧倒的エンターテインメント。文庫版のために書き下ろした、物語のその後を描く短編小説「僕のクイズ」を収録。《解説・田村正資》
【著者略歴】小川哲(おがわ・さとし)。1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年、「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。17年刊行の『ゲームの王国』で第31回山本周五郎賞、第38回日本SF大賞を受賞。22年刊行の『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、第168回直木三十五賞を受賞。同年刊行の『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉を受賞。