『星の子』(今村夏子著)が第39回野間文芸新人賞を受賞!
『星の子』(今村夏子著)が第39回野間文芸新人賞を受賞!

今村夏子さんの『星の子』(2017年6月発売)が第39回野間文芸新人賞を受賞しました。

11月10日に選考がおこなわれ、その後の記者会見では、選考委員を代表して星野智幸さんが「低いトーンで作品がずっと続いていく。音楽になぞらえる選考委員もいた。特に起伏もなく最後まで貫き通した。すごく難しいことを成し遂げた才能を評価」と、講評を述べられました。

今村夏子さんは1980年生まれ。2010年に「あたらしい娘」(のちに「こちらあみ子」に改題)で第26回太宰治賞を受賞し、作家デビュー。同作(筑摩書房刊)で、2011年に第24回三島由紀夫賞を受賞。2017年、『あひる』(書肆侃侃房刊)で第5回河合隼雄物語賞を受賞、同作で第155回芥川賞候補にも。第三作となる『星の子』でも第157回芥川賞の候補になったほか、朝日新聞をはじめとする各紙誌の書評などでも紹介され、注目が集まっています。


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