紛争諸国ではいまなお身近な「戒厳」。明治憲法下の日本では、日清、日露戦争、二・二六事件……非常事態に布かれた。有事法制と自衛隊のある現代日本、ミサイル迎撃や大震災の際などは無関係ではない。軍法務の第一人者がその本質を法令と実施例から徹底検証し、法令上の「戒厳」と現実の「戒厳」の乖離を明らかにしていく。最近の諸外国の例や「戒厳」の用法にまつわる誤りの指摘も。
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