豊臣秀吉の「刀狩り」で、日本人は鉄砲を取り上げられたわけではなかった。それどころか、江戸時代の百姓は武士よりも鉄砲を多く持っていた! 「鉄砲改め」の家綱、生類憐みの令の綱吉、鷹狩り好きの吉宗からアウトローが跋扈する幕末まで、泰平の世の百姓たちはなぜ、どのように鉄砲を死守したか。規制強化のなかで、幕府や役人、鳥獣と攻防しつつ死活に関わる鉄砲を守って奮闘する百姓たちの姿を描く。
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