戦争時、少年だった『火垂るの墓』の著者が、大佛次郎、永井荷風、高見順ら知識人たちの日記から、彼らが東京大空襲、原爆投下、玉音放送などに対してどんな見識を持っていたかを探る。加えて、内地で終戦をむかえた自身の戦争体験も振り返る。当時の大人たちが思考停止状態に陥り、「しようがなかった」で済ませようとしていた戦争を伝える。
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