染織研究家の著者は、11月に90歳になる。お花見に桜の柄の着物を着ていかないほうがいい、生まれ育った京都で使っていた「おばんざい」という言葉の意味、明治生まれの父に言われた「好きな仕事なら続く」という教えなど、今だからこそ伝えておきたいことを四季にあわせて描く。自分が言っておかないと、忘れられてしまいそうな大切なことを、いまの人に残しておきたい。そんな思いのつまった1冊。
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