パワーポイントやキーノートなど、プレゼンテーション・ソフトは上手く使えるのにプレゼンがうまくいかない……。そんな経験はありませんか? プレゼンの極意はTPOをわきまえること。例えば新入社員が社内会議でスティーブ・ジョブズ氏のようなプレゼンをしてもなかなか受け手には伝わらないはずです。その理由はジョブズ氏のように大勢の聴衆の前で話すためのプレゼン資料と、新入社員が求められる社内会議で配布する資料で、目的が大きくことなるからです。
本書で解説するのは夢やビジョンを伝えるクリエイティブな「右脳プレゼン」と実績や戦略を伝えるロジカルな「左脳プレゼン」です。
「右脳プレゼンは会社のビジョンの共有や新商品の発表など、大人数の説明会やセミナーで聴衆に興味を持ってもらったり、共感してもらったりしたいときに使います。そのため、直感的にわかる写真やイラスト、キーワードなどの使い方が鍵となります。
「左脳プレゼン」は会議や少人数での打ち合わせで、分析や調査結果、将来予測など、数字をベースに論理的に説明したいときに使います。そのため、図やグラフ、文章を使用する比重が高くなります。
写真、図版に少しの工夫を加えるだけで、劇的に書類が変わります。論理的に説得するか、感性に訴えるか。最強のプレゼン方法を伝授します。