現在、世界第2位の経済大国である中国。?小平による改革開放から30年以上が経過し、市場経済化が進んだように見える。だが21世紀に入ると、国有経済が増強し民有経済が縮小する「国進民退」の現象が出現した。持続的成長を阻害しなかったこの経済システムは「中国モデル」として世界の注目を集めているが、はたして他の発展途上国にも適用可能なのか? 資本主義の新たなモデルとなるのか? 一方、高度成長の歪みとは? 本書はさまざまな角度から、中国モデルの持続可能性と、国家資本主義の実像を検証する。
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