【五十四帖】夢浮橋
愛執の果てに――
54枚の源氏絵による近代の六曲一層屏風 梶田半古「源氏物語図屏風」 石山寺で物語の構想を得る紫式部 冷泉為恭「紫式部石山寺観月図」 あらすじ・年立・人物関係図◎小町谷照彦 その一 現代語訳・読みどころ・知識の栞 文=小嶋菜温子 薫、小君を連れて横川の僧都を訪ねる 土佐光則「源氏物語画帖」 横川の草庵と小野の庵の 「白描源氏物語絵巻」 山路を行く薫の牛車と供人の一行 「源氏物語図扇面散屏風」左隻 浮舟ら、薫の一行の列を眺める 土佐光信「源氏物語画帖」 その二 現代語訳・読みどころ・知識の栞 文=小嶋菜温子 小君、小野の庵に託された文を届ける 土佐光起「源氏物語絵巻」 僧都の文を渡し、控える小君 土佐光吉「源氏物語手鑑」 僧都からの文を手にとる妹尼 住吉如慶「源氏物語画帖」 妹尼、文を開いて浮舟に見せる 狩野氏信「源氏物語図屏風」左隻 |
『源氏物語』第三部(続編)年立 源氏絵を愛でる楽しみ◎稲本万里子 歌を味はふ◎尾崎左永子 原文を習ふ◎高木和子 御簾の内がたり◎山本淳子 紫式部の気づき 平安の大事典◎倉田 実 平安時代の寺院と参籠 『源氏物語』の寺院 平成の女房が噂する源氏の恋◎ [大塚ひかり×倉田真由美×辛酸なめ子] 『源氏物語』ついに完結。 『源氏物語』をめぐって◎秋山 虔 <訂正> P31【石山寺】の◆1行目、「真言宗御室派」は、「東寺真言宗」と訂正します。3行目「珪灰石」は「珪灰石(石山寺硅灰石)」とします。また4行目の開基については、諸説ありますが、石山寺では天平19(747)年としています。 |