「人には、口に出しては言えないことがあり、忘れてしまわねばならないことがある」聖書学の権威が、幼い頃の母の自死、青年の日の在米生活などから得た魂の遍歴を吐露し、透徹した文体で綴った「一冊の本」連載の長篇エッセイ。
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