中曽根総理時代の官邸主導外交を事務方として担当した秘書官による回想録。総理秘書官時代のみならず、在地朝鮮人帰還事業、空の李承晩ラインをめぐる韓国側との折衝、東南アジア賠償と日本企業の進出、ベトナム戦争終結とアジア諸国首脳の動向、イラン・イスラム革命の内実、米・ソの諜報活動の詳細、天安門事件と中国政権内部の権力闘争、プラザ合意と為替安定、ベルリンの壁崩壊など、安全保障、インテリジェンス、対外経済協力などに活躍した第一線の外交官による詳細な証言。現代史の重要な局面の舞台裏がよみがえる。
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