週刊 地球46億年の旅 8号

地球博物誌

大河のごとくゆるやかに流れる巨大な氷塊「氷河」

世界遺産ギャラリー

エアーズ・ロック

日本列島に見る20億年

長瀞の結晶片岩に“地球深部”を見る

地球ミステリー

誰が原子エネルギーを取り出したのか
オクロの天然原子炉

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地球史Q＆A

＜訂正＞

8号「スノーボールアース」P11とP13のサイエンスメモに誤りがありました。正しくは下記のとおりです。

P11「炭素同位体比」の1〜5行目

同じ炭素でも、その原子核にある「中性子」の数が異なるものがある。これを炭素同位体と呼ぶ。原子番号が6の炭素の場合は、自然界に3種類あり、たとえば中性子の数が6個の炭素は¹²C、7個の炭素は¹³Cと表記される。

P13「海に吸収」

現在でも二酸化炭素は少しずつ海に吸収されているが、通常、大気中の二酸化炭素濃度はある程度の割合で保たれている。その要因のひとつは、風化作用を始めとした化学反応に温度依存性があるためだ。たとえば、地球の平均気温が上昇すると、地球全体の風化作用が促進される。大気中の二酸化炭素は水に溶けて炭酸となり、地表の岩石を溶かしながら海に吸収されていく。すると大気中の二酸化炭素濃度は低下し、温室効果の減少とともに平均気温が下がる。平均気温が下がると地球全体の風化作用が抑制され、二酸化炭素の消費も低下するが、二酸化炭素は火山活動などで供給されつづけているので、やがて大気中の二酸化炭素濃度は上昇し、温室効果の増加とともに平均気温が上がる。つまりシーソーのような関係になっているのだ。