閉塞感と焦燥感で混迷を極める現代。私たちは資本主義の矛盾や限界にどう向きあっていけばいいのか? 現代日本の知の水先案内人、池上彰と佐藤優が、トマ・ピケティの『21世紀の資本』の世界的大ヒットなどでにわかに注目を集めるマルクスの『資本論』を、革命の書としてではなく、資本主義を相対化し過酷な社会のなかで生き延びるための指南の書として読み解く。
いま、『資本論』を読む意味とは?
『資本論』からみえる現代日本は?
幸せな資本主義は可能か?
資本主義社会をサバイバルする技術、
資本主義に絡め取られない生き方とは?
AERA2014年11月10日号の「資本主義の限界を生き抜く『資本論』」対談を大幅増補して書籍化。