犬ぞりで向かう雪原のスウェーデンの一軒飲み屋、タイの地元のおじさんとビールを片手に見た夕日、マドリードで朝から立ち飲み屋をはしご、アルゼンチンのデモから逃げ込んだバーで……お酒をめぐる世界各地での奇妙で痛快な体験!
読めば今すぐ旅に出たくなる。ベストセラー『世界一周ひとりメシ』の著者が贈る、文庫書き下ろし痛快旅エッセイ。
目次(一部抜粋)
第一部アジア編 奢るべきか、奢られるべきか(ソウル・韓国)/ホテルの地下のぼったくりバー(中国・北京)/車内の深酒は危険です(オルホン渓谷・モンゴル)/壺酒を二本のストローで美女と飲むことになったわけ(ムクダハン・タイ)/タイの田舎で老後を暮らす日本人(ナコーンパノム・タイ)/ガス欠のバイクタクシーの中で、飲む缶ビール(ルアンパバーン・ラオス)
★コラム・世界ビールつれづれ1
第二部ヨーロッパ編 酒の勢いを借りた大道芸で、奪われたリラ紙幣を取り返す(ローマ・イタリア)/ワイロを学ぶ日本人と暗殺の値段を教える警察官(ウラジオストック・ロシア)/ジンの栄養ドリンク割りは気をつけろ!(ロンドン・イギリス)/朝も昼も立ち飲み屋(マドリード・スペイン)/犬ぞりで食べにいくジビエ(オーレ・スウェーデン)
★コラム・世界ビールつれづれ2
第三部南米・アフリカ編 両替詐欺とヘミングウェイ(ハバナ・キューバ)/雪山で朝食を(サンティアゴ・チリ)/デモに巻き込まれ、逃げ込んだ店(ブエノスアイレス・アルゼンチン)/癒されるかつ丼(リマ・ペルー)/美容室で髪を編みつつ飲むビール(ワガドゥグー・ブルキナファソ)