天才少年料理人・味吉陽一の次なる舞台はなんと幕末!!?
『ミスター味っ子』最終巻で名実ともに日本一の料理人となった味吉陽一。その夜、陽一の夢の中で謎の声が響き渡った。「その力、日本のために役立ててもらおう」次の瞬間、陽一はなんとペリー来航直後の幕末へとタイムスリップしていた!!日本文化を侮るペリーにカツ丼を食わせ、坂本龍馬とカレー勝負、そして再開するかつてのライバルたち……。名宰相タレイランのエピソードを持ち出すまでもなく、古来より料理は外交の重要なファクターだった。激動の幕末に、陽一の作る一皿はどのように歴史を動かしていくのか――!?
※幻の名作短編『水戸光国』も収録。
喰い意地の張った若き水戸光国が、由井正雪の乱に立ち向かう内容で、『ミスター味っ子 幕末編』で花開く歴史×グルメの原点ともいえる作品となっている。