書籍
エッセイ
コータリンは要介護5
車椅子の上から見た631日
神足 裕司
ISBN:9784023316959
定価:1540円(税込)
発売日:2018年3月7日
四六判並製  208ページ 
品切れ・再販未定

2011年9月3日、仕事先の広島から東京に戻る飛行機の中で、コータリさんは倒れた。くも膜下出血だった。2度にわたる手術の末、奇跡的に一命はとりとめたものの、左半身には麻痺が残った。これまでの暮らしは一変し、リハビリと車椅子の生活が始まった――。朝日新聞の好評連載、待望の書籍化。

 ボクの頭はどうにかしている。「覚えていない」。それを自覚できたのは数年前のことだ。忘れていることも忘れているので以前はのんきなものだった。「今日はどんなリハビリしたの?」。そう聞かれて首を横に振る。「リハビリなんてしてない」。そういう意思表示だ。「そうなんだ・・・・・・」。家人はそういって話は終わろうとしている。「あれ?ってことは、もしかしてリハビリしてボクが覚えてないっ
てこと?」。そんな疑問を持ち始めたのだ。(はじめにより)


1カ月、生死をさまよった
記憶のパズル、穴ポツポツ
災害発生、車椅子で避難?
友の力こそ最強のリハビリ
結婚や恋愛、悪くなかったよ
奥さんに、また恋してる
「みんな一緒」違う気がする
本当につらい時、人は笑う
避難を想像、途方にくれる
「必要とされる」が嬉しい
ボクは投票して責任果たす
将来を考え、初の一票を
結婚相手、親が選ぶ時代!?
信用のない入院中のボク
老いも若きも散歩にGO
「また今度」簡単に言ってたな
ほか、2016年4月4日から2017年12月25日掲載分を収録

【特別収録】
現代の肖像 書くことは、生きること
(「AERA」2017年8月7日号から) 

平成夫婦善哉 神足裕司・明子夫妻インタビュー
(「週刊朝日」2017年7月21日号から)

鍼灸マッサージ師・機能訓練指導員 牧野高大さんインタビュー
コータリン、リハビリをする

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