『山や冒険に携わる人々の心情をつづった山岳エッセイの名作だ』
ノンフィクション作家・冒険家 角幡唯介氏推薦
傑作ノンフィクション『空へ』『荒野へ』著者のデビュー作、復刊!
おんぼろのミニバンで世界の山々をめぐり、山から下りると酒場を徘徊し喧嘩に明け暮れるイギリス労働者階級出身のアウトロークライマー。視界ゼロで標高3400メートルの飛行場に登山家や調査隊を運ぶ、命知らずの飛行機乗りなど、個性的なクライマーたちの生態を描いた痛快登山エッセイ12話。
<収録作品>
アイガーの夢/ギル−伝説の男/ヴァルディーズの氷/テントに閉じ込められたときは……/タルキートナの飛行機野郎/クラブ・デナリ/シャモニの休日/キャニオニアリング/エヴェレストより高い山/双子のバージェス/K2の不幸な夏/デヴィルズ・サム