文庫
エッセイ
名人 志ん生、そして志ん朝
小林 信彦
ISBN:9784022619457
定価:726円(税込)
発売日:2018年10月5日
A6判並製  272ページ 
品切れ・再販未定

稀代の落語家、古今亭志ん生と志ん朝。2001年の志ん朝の急逝に衝撃を受けた著者が、この親子2代の軌跡を独自の視点で活写する。東京落語を軸に、言葉、人、場所そして時代の精神へオマージュを捧げる極上の人物論。志ん朝との幻の対談も再録。志ん生ブーム再燃の今こそ知るべき、名人の心打つ伝説。《解説・森卓也》

【目次】
●第一章 古今亭志ん朝
 古今亭志ん朝の死
 志ん朝日和

●第二章 古今亭志ん生
 ある落語家の戦後
 志ん生幻想

●第三章 志ん生、そして志ん朝
 一、〈路地〉の消滅
 ニ、志ん生、大ブレイク
 三、志ん生、倒れる
 四、志ん朝、登場
 五、志ん朝のいる〈空間〉
 六、円熟期から〈粋〉の消滅へ
 
●第四章 落語・言葉・漱石
 『落語鑑賞』と下町言葉
 夏目漱石と落語

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