選択肢は、ありすぎると困る。「豊富な商品情報」も価値ではない。安心して気軽に選べる「仕組み」づくりが勝負を制する!
賢く情報収集しなければいけないというプレッシャー。もっと安い商品、得なショップがあったと知る後悔。しまいには、比較選択に疲れ果て、何が本当に欲しいものなのかわからなくなる――
そんな買物に疲れ果てた現代人にどうやってモノを売るか。豊富な企業事例に基づく博報堂買物研究所の最新マーケティング理論を大公開!
―目次―
序章 かつて買物に「幸せ」はあった
第1章 買物が幸せではなくなった、3つの理由
第2章 選べない買物の悲劇
第3章 勃興する買物新スタイル「枠内の攻略」
第4章 枠づくり戦略とは何か?
第5章 選ばれる「枠」のつくり方
【著者】
博報堂買物研究所
2003年設立。企業の「売る」を生活者の「買う」から考えて、購買行動起点でのマーケティングを実践・提案する研究所。買物行動が変化する時代に深いショッパー理解の下、未来の買物行動予測や、変化に対応するソリューションを提案している。
【執筆者】
山本泰士
2003年博報堂入社。マーケティングプランナーとして各種企画を担当。2007年より、こどもごころ製作所プロジェクトに参加し、クラヤミ食堂など体験型コンテンツを企画、運営。2011年より生活総合研究所にて、生活者の未来洞察コンテンツの研究、発表に従事。2015年より博報堂買物研究所で「欲求流去の時代」「ミレニアル家族の新・買物行動」などの買物意識・行動の未来予測を行う。暗闇で良音に包まれる「クラヤミレコード」などの企画・運営にも携わる。共著に『総子化』、『インフラ友達』、『デュアル・マス』(いずれも博報堂)。