「国際水準でも第一級のノンフィクション」
【解説・佐藤優】
スターリン以来の長期政権を築いたプーチン。独裁者か、救国の英雄か? その評価は内外で真っ二つに割れるが、その人物像は? プーチンを直接知るKGB時代の元同僚や、イスラエルの情報機関の元長官など20人の貴重な証言と最新情報をもとに、その実像に迫る。北方領土問題の核心にも触れる。
[目次]
プロローグ
第一部 KGBの影
第一章 ドレスデンの夜
第二章 国家崩壊のトラウマ
第三章 KGBとプーチン
第四章 人たらし
第二部 権力の階段
第五章 初めての訪日
第六章 改革派市長の腹心
第七章 権力の階段
第八章 インタビュー
第三部 孤高の「皇帝」
第九章 コソボとクリミアをつなぐ線
第一〇章 G8への愛憎
第一一章 権力の独占
第一二章 欧州が見たプーチン
第一三章 「皇帝」の孤独
第一四章 プーチンはどこに向かう
第四部 大統領復帰後のプーチンと日本
第一五章 「引き分け」の舞台裏
第一六章 日本首相、一〇年ぶりの公式訪ロ
第一七章 プーチン訪日への模索
エピローグ